なぜか弁護士が進化論を否定
生物は環境に適応しながら長い時間をかけて変化してきたという、チャールズ・ダーウィンの唱えた進化論。現代の生物学の根幹をなしているともいわれる重要な学説だが、これを弁護士の肩書きを持つ佐々木満男氏が真っ向から否定、その主張がウェブサイトに掲載されている。
佐々木満男弁護士はCHRISTIAN TODAYに掲載されている記事(5月7日付け)のなかで、「進化論は真っ赤な嘘」とし、「人間を含めたあらゆる生物や無生物は、それぞれ初めから全知全能の神によりデザインされて創造されたものであることが立証されつつあります」と持論を展開。このような考えに基づく聖書の「創造論」を日本で、より普及させていきたいのだという。
ダーウィンの進化論についていえば、科学的な立場からも同理論に異説がないわけではなく、進化論に部分的な修正を加えたり、発展させて独自の説を提唱したりする学者も存在する。ただ、弁護士がこのような説を広めたいという話はあまり聞いたことがない。この記事に対し、個人ブログ『la_causette』の小倉弁護士は否定的な意見を投げかけている。専門外のテーマで思わぬ場外戦に発展しそうだ。
(秋井貴彦)
■参考サイト
CRISTIANT TODAY
la_causette
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