宗男議員「小沢さん潔い」

小沢代表の辞任を「潔い」と受け止めた鈴木宗男議員

　　民主党の小沢一郎代表（６６）が１１日、民主党本部で会見し、代表を辞任する意向を表明した。新代表は早ければ今週末にも党大会に代わる両院議員総会で、選出される見通しだ。

　新党大地の鈴木宗男衆院議員（６１）が１１日、民主党の小沢代表の辞任表明について「小沢さんらしく、潔い。小沢さんは選挙、政権交代に非常に重きを置いている。それを考えての決断でしょう」と語った。

　小沢代表の秘書が逮捕されて以降、密に連絡を取り合ってきた宗男氏だが、最後に小沢代表と直接会ったのは今月７日。そのときは「淡々としていて、一切辞任の話は出なかった」という。宗男氏は「何よりも小沢さんの頭の中にあるのは、選挙に勝つということ。それを考えての前向きの辞任だと思う」と話した。

　次期衆院選では、民主党と協力関係にあるが、その関係は「今後も変わりない」とする宗男氏。後任の代表については「鳩山由紀夫さんが大きな役割を果たしている。小沢さんと昨日（１０日）も会ったという話もあるくらい。今回の経験、結果を見たとき、政治家として鳩山さんは一回りも二回りも大きくなったと思う」とし、鳩山氏がふさわしいことを示唆した。

（2009年5月12日06時01分  スポーツ報知）

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