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2009/05/12

昔話-その19-

とりあえず気を取り直して、85年編を書き直すことにします。。。
とは言っても、85年は特に書いて面白いような話は…

オーディーンは、メカパートを金田チーム(金田さん、鍋島さん、山下くん、僕)として受けるという形での拘束作業でした。
最初は僕たちも東映動画のスタッフルームに入っていたのですが、他の方からあいつらはうるさいとクレームが出たらしく、すぐに追い出されてしまいました(苦笑)。

キャラクターは、最初は白土武さんや高橋信也さんがラフを描かれていたのですがなかなか決まらず…
そのうちに、金田班からもキャラを提出せよとのお達しがありました。
このときは、僕だけがラフを何点か提出しています。
主題歌をラウドネスというロックバンドが担当するらしいことは聞いていたので、80'sロックファッションを取り入れたものでした。

「いいキャラ描いているじゃない」
プロデューサー御大からも直々にお褒めの言葉をいただいたのですが…
少し経って、気づいたら湖川さんのキャラが出来ていました(笑)。

作画は、コンテが出来たそばから打ち合わせをして原画を描いて行ったのですが、コンテ尺がどんどんオーバーしていくので、原画を描いたそばからフィルムにもならずに欠番になっていくという…
とにかくモチベーションを維持するのが難しく、大変苦しんだ作品でした。

あ、この時期のエピソードとしてはもうひとつ…
テレビシリーズの企画用にキャラを描いてみないかと声をかけていただきました。
オリジナル企画で、SF野球もの…とのことでした。

コンペ用に何点かラフを出したのですが、ほぼ決まりかけたような流れになっていたようです…
ただ、ある日突然、路線を変えてギャグものにしたいんだけど、小林まことみたいなキャラで描けないかというプロデューサーからの無茶プリ…
それは僕には無理ですとお断りして降板しました。

その後、決まって放送された作品を見たら、それほど極端なギャグでもなかったのですが…
どのみちオーディーンの拘束期間と被っていましたから、あのまま続けるのは無理だったのかもしれません。
作品名は書かなくても判りますよね?

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