館内爆笑「朝青龍、ゴルフやったら、いかんぞ!」
<大相撲夏場所2日目>豊真将をはたきこみでやぶる朝青龍
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大相撲夏場所2日目は11日、両国国技館で行われ、横綱・朝青龍が豊真将をはたき込みで下し、2連勝を飾った。綱渡りの初日から一転して厳しい攻めが戻ったが、両国国技館を訪れた日本相撲協会の生活指導部特別委員会のやくみつる外部委員(漫画家)は、現在作成中の力士マニュアル本の原案に「場所前の親睦活動の禁止」を盛り込んだことを明言。厳重注意を受けた場所直前の軽率なゴルフコンペ開催で、“天敵”からも物言いをつけられた。
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起死回生の“内股一本”の次は、こん身の張り手一発だった。07年名古屋場所以来の豊真将戦。勢いよく飛び出した朝青龍は、強烈な右張り手で相手の動きを止めた。豊真将に低い姿勢で食い下がられたが、突っ張りで相手のバランスを崩すと、絶妙のはたきで前のめりにさせた。
支度部屋では序盤戦とは思えないほどリラックスムードを漂わせた。明徳義塾高2年だった98年の宇佐大会。山本(豊真将)と対戦したことを思い出し「(自分が)上手投げでブン投げたんだ。その時から凄い顔、凄い手だったけど」と振り返る余裕だった。
だが、土俵外ではゴルフ騒動の余波が続いていた。この日は生活指導部特別委員会の外部委員を務める、やくみつる氏が観戦。土俵上の所作や日頃の生活態度など力士のあり方を定めた「マニュアル本」作成に当たっている同氏は、新たに「場所前の親睦活動禁止」の項目を盛り込んで委員会に再提出したことを明かした。引き金となったのはもちろん、朝青龍らモンゴル力士が開催した8日のゴルフコンペ。直接の批判はしなかったものの「場所前の真剣勝負を前にゴルフだけでなくボウリング、花見といった親睦会は慎むべき。さらに取材を受ける態度のことも盛り込みました」と厳しい表情で話した。
土俵入りの際には、東のマス席から「ゴルフやったら、いかんぞ!」とヤジが飛び、館内がどっと沸いた。周囲を完全に黙らせるためには土俵で結果を出すしかないが、3日目は難敵・安美錦戦。「まだ2日だから分からない。まだ先は長いからね」。いつになく慎重な横綱の言葉が、厳しい立場を物語っていた。
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