生活保護費詐取容疑で逮捕 大阪と奈良の組員
収入があることを隠して大阪府枚方市から生活保護費を不正に受給したとして、枚方署は11日、詐欺容疑で元指定暴力団山口組系組員、岩崎哲也容疑者(37)=同市中宮東之町=を逮捕した。 逮捕容疑は、昨年5月に家の購入代金として知人から400万円を借りたことを申告しないまま、枚方市福祉事務所に生活保護費を申請し、昨年6月から10カ月間で約120万円をだまし取った疑い。岩崎容疑者は否認している。 枚方市によると、岩崎容疑者は「精神的な病気で仕事ができない」と医師の診断書をつけて生活保護を申請し、昨年1月から生活保護費を受給。同署が経緯を調べる。 一方、奈良署なども11日、大阪府門真市から生活保護費を不正受給したとして、詐欺容疑で大阪府寝屋川市、指定暴力団山口組系曙総業幹部岡本竜二容疑者(42)を逮捕した。 逮捕容疑は、2006年2月14日、門真市に住む両親の住所で虚偽の生活保護開始の申請をし、ことし4月までに計約440万円をだまし取った疑い。 厚生労働省は06年、暴力団組員は働ける状態なのに働いていないとして、生活保護費受給を認めない方針を出した。
2009年05月11日月曜日
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