新型インフルエンザの新たな感染者は、これまでの3人と同じ大阪府立高校(寝屋川市)の生徒だった。4人の内訳は、2年の男子生徒が3人、1人が引率教員。10日に記者会見した府教育委員会によると、カナダでの語学研修中、生徒3人は様々な行事で一緒に行動していたらしい。
府教委によると、語学研修に参加したのは、この高校を含む寝屋川市内の3高校の生徒計30人と付き添い教員6人。女子生徒が24人と多かった。
一行は4月24日に出国し、5月8日に帰国。4月28〜30日のオタワ訪問中はホテルに宿泊し、感染した男子生徒3人は同室だった。4日のナイアガラの滝の見物や、5日に大リーグ観戦に行った際も、行動を共にする機会が多かったという。
一方、3高校が授業に参加した現地の学校は別々で、3校の生徒の交流はあまりなかったという。府教委の担当者は「現時点での感染者は同じ高校の男性だけであり、一行の行程を詳しく確かめたい」と話している。