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<ゲーム機>空くじに立腹、所有者脅す 容疑の組幹部ら逮捕

5月11日23時51分配信 毎日新聞

 福岡県警は11日、ゲーム機「UFOキャッチャー」のくじ入りカプセル約180個すべてが空くじだったことに腹を立て、ゲーム機の所有者を脅したとして、同県大牟田市船津町、指定暴力団九州誠道会幹部、梅木一馬容疑者(43)ら3人を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。県警によると、店主は参考人聴取に「何回かに1回は当たりを入れてある」と話しているという。

 梅木容疑者は同会の実質的ナンバー2という。他に逮捕されたのは、同県うきは市吉井町千年、同会系組幹部、藤田秀憲(30)と、弟で自称同市吉井町富永、同、藤田光雄(27)の2容疑者。いずれも「知りません」と否認している。

 容疑は、3人は今年1月6日夜、同県内のカラオケ店で、UFOキャッチャーのカプセル内のくじがすべて空くじだったため立腹。ゲーム機を所有する男性(61)に対し、殺害された指定暴力団道仁会会長(当時)の名前を挙げ「やったのはおれや。この落とし前どうするとか」などと脅したとされる。梅木容疑者らは会長殺害には関与していない。

 県警によると、3人はゲーム機で数個のカプセルを取ったが、中のくじがすべて空くじだったため、カラオケ店主に迫って、ゲーム機内に残っていた約180個のカプセルを1個当たり、正規のゲーム料金の100円で買い取り、その場でくじを開封。しかし、当たりが一つもなかったことから激怒し、店主を通して所有者を呼び出したという。3容疑者はカプセル代約1万8000円を店主に支払っている。

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最終更新:5月11日23時51分

毎日新聞

 
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