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05/11-12:29--ミシュランに一喜一憂　後楽園は三つ星追い風　美観地区は二つ星

　今年３月発表されたフランスの「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、岡山市北区の後楽園が三つ星を獲得したが、県下最大の観光客数を誇る倉敷市の美観地区は二つ星にとどまった。微妙な「違い」に関係者は一喜一憂するが、両市の連携の必要性を指摘する声も出ている。 　同ガイドが出した県下観光地の評価は、三つ星が後楽園。二つ星が後楽園の唯心山からの眺望、美観地区、大原美術館（倉敷市中央１丁目）。一つ星が、日本郷土玩具館（同）、夢二郷土美術館（岡山市中区浜２丁目）、岡山城（同市北区丸の内２丁目）、頼久寺庭園（高梁市頼久寺町）など。 　後楽園の０８年度外国人入園者数は、３万５６００人。後楽園全体の入園者数は４％落ち込んだが、外国人は前年度から微増だった。 　０７年の同ガイド簡易版でも三つ星を獲得しており、同園は「三つ星以降、感覚として欧州系観光客は増えている」と話す。 　同園の三つ星について、岡山市観光課は「不況だが、政令市移行効果も合わせて追い風になる」と期待を込める。 　また、同ガイドの評価について「美観地区は後楽園と違って通りを外れたときのギャップがあるのかもしれない」と分析する。 　一方、倉敷市観光コンベンションビューローは「なぜ美観地区が二つ星なのか、どうも納得がいかない」と首をかしげる。

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