基本的な考え方
当院では基本的に、次の２つの前提を基に治療を行っています。
１. 万物は気、あるいはエネルギーでできている。
２. 少なくとも、生物には自然治癒力がある。
これらから、当院の治療方針は、エネルギーに働きかけて、ご本人の持っている自然治癒力が発揮するのを助けることとしています。
万物は気、あるいはエネルギーでできている
森羅万象は気の表現形式の違いだ、という考え方です。あなたも私もこの杉もあの星もその犬も全て気が集まってそれぞれの形をとっているのです。突飛でもないお話かもしれませんが、超マクロな視点から言えば、そういうことになります。
この気、あるいはエネルギーは全身を、そして環境と交流しています。この流れが何らかの要因で滞ったり、断ち切られた状態を病気だとしています。治療はこの滞りの解消や流れをつなげることを目的に行われます。
少なくとも、生物には自然治癒力がある。
誰でも、ちょっとした切り傷や風邪が薬などに頼らなくても治ってしまったという経験があるはずです。自然治癒力は、そのような怪我や病気が放っておいても治ってしまうという身体に備わった驚くべき力です。これなしでは、いかに進んだ現代医学であろうが、伝統医学であろうが治療を行うことは不可能です。
つまり、怪我や病気を治すのは、実は、その怪我や病気をしている本人だということです。医師を含めたいわゆる治療家ができるのは、その人が怪我や病気を治しやすい環境に導くということだけです。
外的な、あるいは、内的な環境さえ整ってしまえば、あとは体がやってくれる。そのような思想のもとに、治療を行っていきます。