2009年05月11日

東京株式市場、今日は次のようになりそうだ

[5月11日 朝刊]

先週末NYダウ、NASDAQ揃って上昇。

ストレステスト(資産査定)結果発表と4月の雇用統計を楽観視。

東京市場、高値圏で警戒売り多く伸び限定的。
それでも米国市場高の支えもあり、下値も固い。

■先週末のNYダウ164.80高、NASDAQ22.76高。
両市場は揃って反発した。
懸念材料だった金融機関に対するストレステスト(資産査定)の結果が発表され、
特に警戒すべき内容ではなかったため、安心感が広がった。
ほぼ市場予想通りの内容だったのだ。
もう一つの気がかり材料だった4月の雇用統計。
こちらは非農業部門雇用者数が前月比53万9000人減となっていた。
引続き厳しい状況が続いていることになる。
しかし減少幅が市場予想の61万人を下回っていた。
市場はこの点を好感、むしろ株価支援材料と見て買いが入った。

■東京株式市場。
このところ日経平均は強い動きを続けている。
先週末までに4日連騰、今年になって日足が4本陽線になっのは初めてだ。
それだけ勢いが強いということになり、
今日もそれが続いて欲しいところだ。
また続いてもおかしくない。
前述したように先週末の米国市場高があるからだ。
しかしその一方で、4連続陽線は最近では珍しく、
売り物も出やすくなっている。
日経平均株の水準も8500円という分かりやすいところまで来ている。
これは先物のトレーダーにとってはひとまず売っておきた水準だ。

かといって、大きく崩れることは考えられない。
寄りつき前段階では内外ともに売り要因となるような材料がない。
為替が98円台前半であり、敢えてマイナス材料を探すなら、
この点がハイテク、自動車株などの足を引っ張る恐れがあるものの、
やや軟調、こんな表現ですむぐらいの下げに終わるだろう。
期待が持てるのは、米国市場で金融株が値を飛ばしたことを考えると、
東京市場でも三菱UFJなど金融株の続伸劇が見られそうだ。
原油先物価格も上昇を受けて、三菱商事など総合商社株や海運、
住友金属鉱山などの非鉄、コマツ、日立建機など建設機械株の上昇確率が高くなりそうです。

orion3 at 10:30 │この記事をクリップ!東京株式市場、今日は次のようになりそうだ 
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