中国で初の感染疑い例 米から成田経由で帰国男性

 【北京10日共同】中国衛生省は10日、米国から中国四川省に一時帰国した男性(30)が新型インフルエンザに感染したと疑われると発表した。中国での感染疑い例は初めて。男性は成田空港から北京行きのノースウエスト航空(NW)29便に搭乗、帰国した。
 発表によると、男性は米国の大学に留学中で、7日に米セントルイスを出発し、成田へ移動。8日、成田空港でNW29便に乗り、9日未明、北京空港に帰国した。同日午前、北京空港から国内便で四川省成都に到着した。
 男性は北京から成都への機上で発熱やせき、のどの痛みを訴え、成都到着後、直ちに診察を受けた。検査の結果、10日に新型インフルエンザの感染疑い例と診断された。
 男性は既に感染症の専門病院で隔離治療を受けており、診察の過程で密接な接触をした人にも観察措置を取った。
 衛生省は男性と密接な接触をした可能性のある旅客らを追跡調査、同じ便に乗った乗客に衛生当局と連絡を取るよう呼び掛けた。
2009年05月11日月曜日


河北新報携帯サイト

QRコード

東北のニュースが携帯でも読める。楽天・東北のスポーツ情報も満載。

≫詳しくはこちら

http://jyoho.kahoku.co.jp/mb/