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駆除したシカ肉バーガー「喰うしかない」 高知で発売

2009年5月10日9時36分

写真:べふ峡温泉の食堂で販売されているシカ肉バーガー=高知県香美市物部町別府べふ峡温泉の食堂で販売されているシカ肉バーガー=高知県香美市物部町別府

 食害対策で駆除したシカを有効利用しようと、高知県香美市物部町別府のべふ峡温泉で先月下旬、シカ肉を使ったバーガー「もみじバーガー 喰(く)うしかない」が発売された。日曜、祝日の限定で1日50セット販売。地元産の野菜などを使い、地産地消にもつなげたい考えだ。

 同温泉ではこれまでシカ肉のカレーやカツ丼を考案しており、さらに種類を増やそうと、市商工会と連携して企画した。高知工科大の学生を招いて試食会を開き、肉への火の通し方やネーミングに学生の意見を反映した。

 バーガーは直径約7センチで、照り焼きとマヨネーズの2種類の味を用意。肉は薄味に仕上げ、トマトやレタスと一緒にパンにはさんだ。2個で420円で、ポテトとゆずドリンクがついたセットは530円。

 トマトやパンなどバーガーの素材にはできるだけ地元の産品を使うようにしている。べふ峡温泉の小松康三所長は「シカ肉本来の味が楽しめると思う。バーガーを食べるだけでなく、温泉にも入ってもらって相乗効果を上げていきたい」と話している。

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