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ロッテ新外国人、ボビーの絵空港に忘れる

: ロッテの新外国人バーナムは、自分で描いたバレンタイン監督の絵を披露

　ロッテの新外国人ゲイリー・バーナム・ジュニア内野手（登録名ジュニア＝３４）がバレンタイン監督を描いた直筆の絵を携えて来日した。２８日、シカゴから成田空港に到着。大事そうに抱えた荷物の中身は、ペンシル画でバレンタイン監督のロッテユニホーム姿とメッツでプレーしている姿の２パターンを描いた絵だった。「日本でプレーする機会を与えてくれた監督に感謝の気持ちを表したかった」と熱く語った。

　絵を描くことが趣味で、２日間１５時間かけて描き上げた。昨年ラニュー（台湾）在籍中に、直接監督にメールを送って、テストから入団にこぎつけた経緯がある。同じコネティカット州出身で地元の名士でもあるボビーの下でプレーする長年の夢をかなえ、あふれる喜びを絵に託した。

　そんな魂のこもった１枚を、成田空港のトイレに置き忘れるというハプニングもあった。「飛行機を降りてすぐ入ったトイレに監督へのお土産を忘れちゃったんだよ。すぐに気付いたんだけど、その場所には戻れなくて空港係員に取りに行ってもらったんだ」と、やや照れながら告白した。情熱的で憎めない新助っ人が、石垣島キャンプでも監督の心をつかむプレーでレギュラー取りをアピールする。またこの日、中継ぎのシコースキーも来日した。【鳥谷越直子】

　［2009年1月29日8時33分　紙面から］