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【日本の議論】12年も何してた? A、B、C、D…「死の定義」を駆け込み採決 (3/5ページ)
このニュースのトピックス:病気・医療
4つの法案
現在検討されている改正案は4本。そのうち、「A」「B」「C」と呼ばれる3つの改正案が、すでに衆院に提出されている。
現行法の問題点の一つである「移植可能年齢」をめぐっては、「A案」は本人の拒否がない限り年齢に関係なく、家族の同意で提供できる。「B案」は意思表示の年齢を15歳から12歳に引き下げる。「C案」は年齢に関しても現行通り、さらに脳死判定基準を厳格化するという移植待機患者にとっては「後退」をにじませる内容。
この3案に加え、自民、民主両党の衆院厚生労働委員会筆頭理事らを中心とした有志議員が4月下旬、4番目の改正案を「D案」としてまとめた。臓器提供の年齢制限を撤廃する一方、15歳未満の臓器提供は家族の同意に加え、病院の倫理委員会など第三者の判断を取り入れるといった内容。条件付きながら現在は認められていない15歳未満からの臓器提供が可能になる。
いずれも、「帯に短し、たすきに長し」「一長一短」というのが、周囲の反響だ。
「A案」には日本人の死生観にかかわる「脳死を一律に人の死」とすることを明記しており抵抗感を示す人は少なくない。
「B案」は、「A案」や「D案」と同様に子供への臓器移植に道を広げようとしているが、乳幼児への提供には対応できておらず、効果が限られている。
「C案」には、結果的に厳しくなる基準に、「臓器提供が増えない」という反発が強い。
「D案」には、「ABCの各案には、本質的な違いがある。なぜ、この時期に3案を折衷したような新案がでるのか。理解できない」(日本移植学会の寺岡慧理事長)といった反発がある。
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