2005年12月28日 コメント (53)
大いなる疑問。なぜ日本では車の後部座席のシートベルト着用は義務ではない?
まず、お断りから。
今回のエントリーはこれまでの内容とは大きく異なり、非常に挑発的な文言で書かれています。僕の表現に気分を害する方もいらっしゃるかもしれません。また、僕は専門の知識を持っているわけでもなく、データーの裏付けをしているわけでもありません。完全な独断と偏見でこのブログを書いていますが、内容は正しいとも考えています。
コメントを通してのご意見も歓迎ですが、荒らされる可能性も十分にありえる内容ですので、僕の判断で削除、訂正等を行う可能性があることをご了承下さい。
それらの事を了承した後、続きをご覧下さい。
僕は現在、スウェーデン在住ですが、ほぼ毎日、ネットを通して日本のニュースをチェックしています。活字媒体から、NHKラジオやTBSなどの動画配信ニュースも見ています。その中でよく見かけるある交通事故のパターンが非常に気になり、このエントリーのテーマとなりました。
ありがちな例。
Aさんファミリー(パパ、ママ、小学生くらいの子供ふたり)が行楽帰りに車で走行中、
-Bさんの運転する車に追突される(ケース1)
-Cさんの運転する車に追突する(ケース2)
-Dさんが起こした事故に巻き込まれる(ケース3)
と、主要因はどれでも良いとして、その後に、
Aさんの車の後部座席にいた子供二人が、事故の衝撃から車外に投げ出され、ちょうどAさんの車の斜め後ろ15メートルを走っていた、Eさんの車にはねられAさんの子供二人は即死。
でも、運転中のパパと助手席のママはシートベルトをしていたので軽い怪我。
これから良く分かる事は明らかに後部座席の二人はシートベルトを未着用。パパとママは助かっている事から、シートベルトをしていれば子供達も死なずに済んだ事が容易に想像できます。(ちなみに日本では後部座席のシートベルト着用率は10パーセントにも満たないそうです。)
こんなニュースをしょっちゅう見聞きし、僕はもうウンザリ。色々と考えた結果、このエントリーに至りました。
ケース3だったと仮定し、通常の事故後の各々の立場はこうなるでしょう。
Aさんパパとママ:被害者。ワイドショーあたりでDさんへの怒りを表す。
子供ふたり:被害者。
Dさん:加害者
Eさん:過失はないとはいえ、たぶん交通裁判所行きでしょう。
しかし、僕はあえてこう書き直したいと思います。
Aさんパパとママ:加害者。
子供ふたり:被害者。
Dさん:加害者。
Eさん:被害者。
まずDさん。とりあえず事故の起因なので立場は変わりません。
子供二人も死んでしまいました。
問題はここから。
パパとママ。数分早く自宅を出発していれば良かったとか、違う道を選んでいればとか、途中でコンビニにでも寄っていれば事故には巻き込まれないで済んだと思うかもしれません。しかし、子供達に”シートベルトをするように”とだけ言っていれば、子供達は死なないで済んだ(もしくは助かった可能性が非常に高い)事でしょう。この事から保護監督者として、明らかに親に過失があるので、僕は二人は間接的とはいえ、加害者だと断言します。
そしてEさん。突然、目の前に転がってきた人体を、この短距離で安全且つ確実に停車、もしくはよける事は不可能(物理を理解していれば必然)なので、過失は無し。むしろ、パパとママが子供達にちゃんとシートベルトをさせていなかった為に、人をひき殺すなどという体験をさせられ非常に気の毒です。Eさんに対してもパパとママには過失が生じてもおかしくありません。
一番、可哀相なのは子供たち。自分たちでは判断できなくても、親たちが正しい知識、意識を持っていたとしたら無事だった可能性が高いでしょう。事故は過失の有無にかかわらず起こりえますが、パパとママは明らかにバカでした。こんな事も分からない親を持っていた子供達が気の毒でなりません。
やっと、ここでタイトルに戻ります。
なぜ、日本では車の後部座席のシートベルト着用は義務ではないのでしょうか?
大したスピードで無くても、追突時などに生じるエネルギーには人間の体は耐えられず、運動エネルギーが生じる方向へ飛ばされます。角度次第では簡単に窓を突き破り、外に飛び出す事になります。それが小さな体の子供だったら、さらに車外放出の確率が高まります。状況次第ではロケットの様に飛び出すと言っても良いでしょう。
なのに、なぜ、未だに日本は後部座席のベルトは任意なのでしょう?前部席よりも未着用時の致死率が低い(でも、ある速度域以上なら即死だと思いますが。)としても、必須にしないのが意味不明。絶対に誰も死なないならまだ分かりますが、致死率が低いだけであって、死ぬ事に変わりありません。
日本で助手席のシートベルト着用が義務になったのが20年ほど前。しかし、未だに後部座席は”努力義務”。要するに着用していなくても法律的には落ち度が無いんです。
親が軽傷で、子供は重傷または死んでいるという事例がゴロゴロ(絶対そう)なのに、未だに対策(義務化するだけの事)が取られない事が全くもって信じられません。
とりあえず、当事者に言いたい事。
まず、警察。
どうでも良いような”交通安全運動”なんかやる前に、する事があるのではないでしょうか?パレードをしたり、白バイを展示したり、意味不明な標語を作る必要性が分かりません。標語で事故が減るなんて信じているならバカとしか言いようがありません。車外に飛び出してひき殺された人体を、処置する方が遙かに面倒なんだから、そうならないようにしたら?
行政。(国土交通省かな?)
”シートベルトをしなければ、死ぬよ”って啓蒙活動をしてください。麻薬対策には”人間やめますか?”まで言えるんだから簡単でしょう。
自動車メーカー。
採算度外視でエコ仕様、安全装備を競うのも良いですが、採算度外視でシートベルト着用意識を高める活動をして下さい。その方が断然、企業姿勢に対して好印象です。シートベルトをしていなかったら、”横転時の防御バーが乗員を守る”とか云々と言っても、意味無いですよね。素晴らしい開発力を持っているのに、安全装備に関しては、必ずドイツ、スウェーデンのメーカー(コストが上がるとしても乗員の安全を優先している。)の後塵を拝するのはどうした事でしょう。音響機能を充実なんて誇らしげに宣伝してどうしたいの? そうそう、若者向けに人気のワンボックスタイプの広い車室の車も、シートベルトをしていなかったら、事故時には簡単に車外へ向けて飛び出せる事でしょう。
保険会社。
後部席だとしてもシートベルト未着用だった者には被害者、加害者、過失の有る無しに関わらず保険金の支払いを止めましょう。未着用者は被害者とはなれない(もしくは査定額をガクンと減額)と厳しい姿勢を取って下さい。少しは着用意識の向上の手助けになるかと思います。
と、ここまで引っぱってやっと書けるのが、こちらスウェーデンでの僕の経験。
まずシートベルトは全席義務。友達と一緒に車で出かける時などに気にして見ていますが、少なくとも僕の友達たちは後部座席だとしても皆、装着しています。ちなみに僕が生まれたドイツでもとっくの昔に義務化。たぶん、ヨーロッパ全域がそうでしょう。もちろん保険にも影響します。後部座席だから着用しないなんて者は、バカ(断言)以外にはいないでしょう。
とは言っても、あのダイアナ妃は未着用だったそうです。後部席にお座りでしたが、見事にお亡くなりになりました。シートベルトをしていれば助かったかもしれないのに。。。とりあえず、生前にされていた子供たちに対する素晴らしい活動同様に、今後はシートベルトをしていないとこうなるよっていう見本になっていただきたいです。
さて、日本は?
僕のこれまでの経験および観察(後部座席の人)からすると、
大抵の日本人は、
-シートベルト着用自体を考えもしない(たぶんこれが大多数)。
-危ないとも思っていない。
-皆が付けていないからしない。
-他の皆に促すこともない。
そして、さらにありがちなのが
-運転手が運転上手だから大丈夫♪
もしくは
-運転手が運転に慣れていなそうで怖いからつける。
ヨーロッパで何度か日本人と車に同乗する機会がありました。彼らは車に乗るつもりで来ているにもかかわらず、毎回の様に僕が言わないといけない事は、
”こちらは全席義務だよ。”
大抵の反応は、
”え〜、そうなの!?”という類。
要するにバカばっかり。非常に挑発的ですが、僕の友達でも知人でも、御料車に乗っている皇族だとしても、あえて言います。あまりに無知なバカばっかり。義務じゃないから良いんだと思っているのが、呆れます。シートベルトをすると締め付けられて苦しいとか、開放感が無いとか言う人もいそうですけど、そんな程度の意識では、有事には超痛い目にあって苦しむか、命まで開放しちゃうかのどちらかですね。シートベルトをするだけで自分の身を、自分で守る事ができるのに。。。
こんな人たちが子供を育てるようになり、車に乗せる時に正しい対応ができるのだろうかと考えるとゾッとします。今後も相変わらず、助かる事ができたにも関わらず、バカな親を持ってしまった子供達&ベルトもできないバカな者たちは車外に飛び出して死んでいく(良くて大怪我)のでしょうか?
”子供が乗っています。”、”安全運転中、お先にどうぞ。”という何となく言いたい事は理解してあげるけど、意味不明のステッカーを貼っている車でさえも、車内で子供が飛び回っているのはどういう事でしょう?明らかにバカですね。ついでにもう一つ。子供をチャイルドシートに座らせている横で、シートベルトをしていない親。事故で子供は助かるでしょうが、親があの世行きじゃあ、これもバカ。
イクル、お前はいったいどうなんだ!?と聞かれそうですので、お答えします。
僕はドイツで生まれた時点から、そして日本へ来てからも、チャイルドシートを使用(日本では非常に珍しかったはず)させられていましたし、後部座席だとしてもシートベルトを必ず着用させられていました。もちろん、今でも運転時、乗客時、後部座席に座っている時でも、必ず着用します。周りの者が着用していなくても僕は必ず着用します。
カメラ: 不明
撮影者:モユルのおじいちゃん
カズエもご多分に漏れず、やっぱりバカの一人でした(この表現は本人から了承済み)が、今では”私もバカだった”と言えるようになりました。将来、モユルやミチカにも、”友達が着用しようとしなくても、必ずするように。”と言う事でしょう。
子供が誘拐され、殺される様な事件が起こると、必ず聞くのが、”最近の日本はおかしくなった”という類の事。”子供を守る為に全ての通学路を再点検!”、”各校に警備員を常駐!”なんて言っていますが、はっきり言って、バカバカしくて大笑い(点検はもちろん良い事だし正しいと思いますが、あえて挑発的に書いています)です。
そのような事件の発生確率(実質、0に近い)より、無知でバカな親の為にシートベルトをする事無く無駄死にする(もしくは植物人間になる、一生残る後遺症、重傷を負う)子供は何百倍(正しいと思う。どう控えめに見繕ったとしても数十倍でしょう)いると思っているんでしょうか??
何で誰も気づかないのか、もしくは言い出さないのか不思議でなりません。
そうそう、参考リンクとして僕の父のサイトを紹介します。サイトをご覧になると分かりますが、父は僕以上(笑)に論理的に指摘、挑発し、かつ強硬派です。相手が自衛隊でも容赦ない追求(まあ、当然ですが)をしています。
父がこの様な活動をしているから、僕も”色々と考えられるのだ”と思うかもしれませんが、強く否定します。はっきり言って、後部席でもシートベルトをしない事は、超ハイリスクだという事くらい気づいて当然です。でも、実際は分かっていないバカばっかりなのが現状。僕がいつになく時間をかけて書いたこのエントリーを読んでも、7秒後には忘れる人の方が多い事でしょう。
少しでもバカ脱却できる方が増える事を願っています。本当はそれが普通なのですけどね。
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コメント
ikuru様
本編をいつも楽しみに見せて頂いています。
初めての投稿です。
我が家では後席のシートベルトが装着されるまではギアを入れない約束にしています。
お父上のHP基準で言えば、決して私は優良ドライバーではありませんので、まだまだ考えるべきことは多いのですが、家族及び同乗者に対する責任については常に考えずにはおられません。
事故に関して言えば、自分の注意だけでは発生を防止できないケースも多いですが、シートベルト装着や車内の積載物を可能な限り固定することは自分だけの努力で出来る範囲ですね。
以前、被害者となった経験があります。
乗っていたクルマは廃車にされましたが、シートベルトのおかげで命は助かりました。
シートベルトに対する認識が変わりました。
また日本ではベビーシートの装着についてもかなりいい加減であると感じています。
走行中のクルマの開いたサンルーフから子供の顔がのぞいている光景も見たくないですね。
車輌についても、たとえドイツ車であっても日本向けモデルは安全に関する仕様が甘くなっていますね。
今の日本はなにか変です。(昔が良かったかどうかは別として!)
ikuruさんのHPを見て、シートベルトの装着率が上がるといいですね。
急ブレーキをかけたクルマの中で、子供が舞う姿は見たくないものです。
投稿者 Penguin : 2005年12月28日 06:54
ほぼ毎日拝見させて頂いております。
後席シートベルトが義務化されないのは、政治家の方々が運転手付きの車で移動する時に面倒だからではないでしょうか。
国会に降り立つ政治家でシートベルトを外すシーンを見た事がありません。皇室はどうだったかなぁ?。カットされているのかもしれませんが。
私は誰かの後席に乗せてもらうときは必ずシートベルトを使用します。すると必ず、後席なのにシートベルトするの? と非常に珍しがられ、安全オタクのレッテルを貼られます。
どんなに悲惨な事例を見聞きしても、自らイタイ目に遭わないと事態を予想・理解できない人が多いですね。
投稿者 ikuru fan : 2005年12月28日 10:54
初めまして、カナダに住んでおりますバカ日本人の一人のH.Oと申します。
僕は、写真が好きでイクルさんの写真を時々拝見させて頂いてまして今回初めてコメントをさせて頂きます。
僕は、今回のイクルさんのお話、いつもの内容と表現の違いに正直驚いております。それから僕は、カナダに暮らすようになってから後部座席に自分が座ったり子供が座ったりした時は、シートベルトを着用するようになり来た当初は、とても違和感がありました。現在では、それが当たり前となりましたが日本でごく普通に育ってきましたから、イクルさんが仰るようなバカ人間です(^^;
それから僕は、古い車が大好きで以前自分でも所有しておりましたが(日本で)正確な情報がないまま僕から発言することは、とても恐縮しますがお許しください。
1967年頃以前の輸入車(特に欧州車)には、シートベルトが購入時にオプションでありました。実際に僕が乗っていた車(1966年製VW)も当時なかったのですが(20数年前)、当時日本で法的に着用義務になった頃でしたが、私のような車は車検や例えば当時警察官の検問にあってもお咎めなしでした。当時僕は、逆にそれがとても心地よく(バカですから(^^;)平然とシートベルトなしで運転しておりました(^^;
当時の輸入車は、”なぜ”シートベルトがなかったのでしうか?そして売る側のメーカーも”なぜ?”シートベルトを付けて売らなかったのでしょうか?今となってそして今回イクルさんのお話を伺って改めて感じております。
今回のイクルさんのお話は、”今だから”よく”理解”できます(^^;でも日本でずっと育った方々そして特にお役人の方々に理解して頂くことは、とても難しいと思っております(僕は、自分がバカだけに他人様をバカと言えません(^^;)そして、それではいけませんが、自動車などの安全性の文化がなかったですから)
勿論、後部座席もシートベルト着用義務推奨に賛成です!
しかし、まず自動車メーカーが営利目的で業務を行うことも見直して頂きたいと個人的に思っております。最近になって世界の各自動車メーカーが様々な技術で安全性を前面に出し唱えておりますが、まだまだその真意は、偽善者なのか?本意なのか?伝わってこないようにも感じております。
イクルさんの今回のお話が多くの方に理解して頂ければいですね、そしてこれからも素敵な写真を見せてください。
それでは、失礼致します。
投稿者 H.O : 2005年12月28日 11:16
私もシートベルト着用は乗者全員に必要だと思います。
ただ、私の住んでいる田舎など交通の便が悪い地域では、必ずしも着用できない状況があるようです。私にはまだ子どもがいませんが、以下のような話を友人から聞きました。
たとえば、チャイルドシートのない日本のタクシーに子どもと一緒に乗る時は子どもを抱っこ。
それから、短期間(短時間)の帰省の際に、実家の車で家族総出のときにチャイルドシートを用意してもらえない場合、義両親に乗せないとは言えなくて仕方なく子どもを抱っこ。
投稿者 TY : 2005年12月28日 17:46
TBありがとうございました。
免停講習ではご丁寧に「試験に出ますよ〜 前部座席は義務、後部は努力ですから「後部で・・しなければならない」という選択肢は×ですからね〜」
なにもトドメを刺さなくたって・・・
後部に関しては3点式でないのも着用が進まない原因だと思います。私は以前イタリア車に乗っていましたが、これは後部も3点式、さすがだと思ったところです。
コメントにあった「政治家連中」には笑いました。警察車両は「シートベルト着用除外車両」なんですから政治家車両も同様に決めれば良いのに。どうせ与野党とも反対しないし、世論だって反対しないでしょ。
投稿者 SATO : 2005年12月28日 18:11
トラックバック有難う御座います.
僕もシートベルトしてないなら保険額を大幅にダウンさせるというのが良いと思っています.
むしろ助手席も運転席もシートベルトしてないと罰金なんかよりよっぽど効果ありそうなんですよね.柔綿で締めつけていくようなペナルティが.
してもしなくても良い.けどしなかったらそれなりの責任を負って頂く,これが一番シンプルで良いよね.何はともあれ事故をしないように運転しよう.
投稿者 kouka_7 : 2005年12月28日 19:54
はじめまして。
8月の終わり頃のエントリー、よく見つけてTBしていただきました。ありがとうございます。こちらからもTBしました。
最近の自動車は後部座席の3点化がだいぶ進んでますね。3人掛けの真ん中も3点式になりつつあります。運転席と助手席が法律で義務、しかもチャイルドシートも義務なのですから、後部座席だけ適用除外というのは欠陥法律と断定せざるを得ませんね。
私は後部座席に座った時もシートベルトします。
時々バックルが見つからなかったり、うまく結合できない車に遭遇することもありますが(^_^;)。
投稿者 フロレスタン : 2005年12月28日 21:05
ブログへのトラバありがとうございます。
私の記事は、運転席のシートベルトについてでしたが、
そうですね、後部座席でのベルトも大切ですよね。
上のお話での、「Eさんは被害者」っていうの、凄くよくわかります。
私も、同乗者であると同時に運転者でもあるので…
運転していると、緊急事態には対応しきれない所もありますものね。どんなに対応したくても。
「他の人を殺人者にしないためにも」ベルトの着用の重要さを改めてかみしめました。
全世界で、色々な事故が無くなるように祈って居ます。
投稿者 MariA : 2005年12月28日 23:13
はじめまして.TBありがとうございます.
先ほどTBさせていただきましたが,またも「車外放出」による死亡事故です.このケースの“Eさん”に心から同情します.
法制化には何が最も近道なんでしょうかね.私はとりあえず周囲の人への啓蒙やってますが...
投稿者 E_physician : 2005年12月29日 01:43
Penguinさん
はじめまして。そうなんです、そのシートベルトをする事や、車内のリスクを減らす事だけでかなり違うんですよね!ぜひ、多くの方に気づいてもらいたいものです。
僕は最新の日本での外車事情を知らないのですが、どの様な差があるのでしょうか?やっぱり安く売る為に省かれてしまっているのでしょうか。それを要求する代理店も問題ですね。
投稿者 Ikuru : 2005年12月29日 06:33
ikuru fanさん
こんにちは。愛子さまをチャイルドシートに座らせているのは確認しましたが、その横では。。。どうなんでしょう。つい先頃、ご結婚された方も車内ではやっぱりしていなかったようです。一番、見本となるべき人たちなのにねえ。。。
>安全オタクのレッテルを貼られます
深く同情致します。心の中で”お馬鹿さん”と言ってあげて下さい。
投稿者 Ikuru : 2005年12月29日 06:34
H.Oさん
はじめまして。バカバカ言って、申し訳ございません。インパクトを強くする為に変身してみました(笑)。
さて、旧車の件ですが、これについても信じられない法律上の矛盾があるんです。ちょっと話がずれますが、なんと”シートベルトが義務になる以前の車種は、一度も改造(この場合はシートベルト取り付け)を施していない場合は、規制の対象にはならない”んです。要するに、シートベルトやヘッドレストを付けないままでも違法にならないんです。おかしいですよね。”シートベルトを使えるようにしておかないと車検を通さない”という事が正しいのに。。。
>当時の輸入車は、”なぜ”シートベルトがなかったのでしうか?
僕も詳しくは分かりませんが、当時はヨーロッパでさえ、まだ命を守るという意識が現在と比べると低かったのだと思います。父がやはり60年代に購入したHilmanにはシートベルトが付属していなかったそうです。それでも、ベルトを取り付ける為のねじ穴はあったそうです。が、その為のベルトが代理店にはなく、苦労して安全ベルトを手に入れたそうです。
次のイタリアFIATの新車購入時には、シートベルトを要求し、一緒に納品されたけれども、取り付けはされていなかったそうです。そして、その次のフィアットの時は全5席分を要求したのだけど、やっぱり付いていなかったそうです(笑)。ひどい扱いに感じますが、この時代の国産車にはシートベルトを取り付ける為のねじ穴さえ皆無でした。
いずれにせよ、確実に言える事は、必要且つ有効な物だと判断した場合の行動力、さらにそれを遵守させる為の法律面での整備は欧州車の方が断然、上でしょう。
>偽善者なのか?本意なのか?
あくまでも僕の知識、経験でお答えしますが、ドイツ(BMW、メルセデス)とスウェーデン(ボルボ)の自動車メーカーにはかなり好感を持って良いと思います。エアバッグ、ABS、居住空間を確保する為の破壊特製など、非常に地味ながら重要な要件を速攻で採用(オプションではなく、いきなり標準装備)してきました。その様な最先端技術の製品化スタート時には多大なコストがかかるにもかかわらずです。
BMWはさらにバイク用(僕はオートバイも運転します)のABSもかなり早い時期に採用してきました。そこで僕が見た正式アナウンスは、”乗員の安全性を高めることを確信できるので、車両価格の値段は上げざるを得ませんが、全車種に採用する事にしました。”という様な内容でした。値段も本当にあがりました(笑)。パニックブレーキ時のタイヤロックを防ぐABSはバイクに装備してこそ本領を発揮するという事を的確に見抜いているんです。日本車は確かに速くてよく曲がるかもしれませんが、まともな見方をすればその差は大きいですね。同じ理由で、スクーター型バイクにはシートベルトを装着してきました。これにはさすがに僕も驚きました。
投稿者 Ikuru : 2005年12月29日 06:35
TYさん
こんにちは。
>チャイルドシートのない日本のタクシー
これは本当に大きな問題ですよね。今回はふれていませんでしたが、スウェーデンの事例をもうひとつ。
娘のミチカの出産が近づいていた頃、出産時に息子のモユルも病院へ連れて行く事を決めたので、事前にタクシー会社へベビーシートの事前予約方法を問い合わせました。スウェーデンだから事前に言っておけば必ず対応できるだろうと思っての電話だったのですが、なんと返事は、
”どの車にも常備してあるから心配ないよ。もし、無かったとしても、速攻で用意するから。”
出産当日、陣痛が10分間隔(これより早く病院へ出向いても、自宅待機を命じられてしまう)になってからタクシーを呼んだのですが、本当に持っていました。見慣れない車の見慣れない椅子に固定されたモユルは大泣き(笑)でしたが、僕は非常に安心して病院まで移動できました。
>義両親に乗せないとは言えなくて仕方なく
僕は先日、ついに不満(ちょっと異なる内容ですが、妻の理解は得ています。)を口にしてしまいました。それによって今後の関係がギクシャクするのだとしても、僕は全く後悔していません。
投稿者 Ikuru : 2005年12月29日 06:49
SATOさん
コメントありがとうございました。
講習ではそんな事を話すんですかー。死ぬかもしれない事を奨励しているんですね。。。
>イタリア車に乗っていましたが、これは後部も3点式、さすがだと思ったところ
僕も同じ事を感じた事があります。こちらで走っている日本車はどうだったかなあ。なんとなく、どれも3点式だった気がします。日本で売る分は、一円でも安くして乗員の命を削っているんでしょうか。
投稿者 Ikuru : 2005年12月29日 06:57
kouka_7さん
コメントをありがとうございました。
さっき、気づいたんです。シートベルトをちゃんとしていた場合の事故には5倍の保険額とすれば効果絶大(笑)だって。とは言っても、その様な事は実現しないでしょうし、意味ありませんね。保険額を減額が適当でしょう〜。
投稿者 Ikuru : 2005年12月29日 07:00
フロレスタンさん
トラックバックまで頂き、ありがとうございました。
>後部座席だけ適用除外というのは欠陥法律と断定せざるを得ませんね。
全くその通りです。今では後部座席用のエアバッグを装備している車が多くなっているのに、シートベルトをしていなかったら、車外に飛び出さなかったとしても、椅子に激突&エアバッグに殴られるのがオチでしょう。
投稿者 Ikuru : 2005年12月29日 07:03
MariAさん
コメントありがとうございました。伝えたい事は同じと判断しトラックバックさせていただきました。しかし、シートベルト無しでの、エアバッグに首を折られるというのにはビックリしました。
どんなに安全な運転をしていたとしても、”間抜けな奴に事故られる”にも強く同意致します。だからこそ、自分の身は自分で守る為のシートベルトですよね。
投稿者 Ikuru : 2005年12月29日 07:10
E_physicianさん
はじめまして。トラックバックもありがとうございました。
僕もちょうどそのニュースを読んだ直後でした。あー、またかって思っていました。たぶん運転者は中学校の卓球部監督とかコーチですよね。子供達の将来を預かる者が、これじゃあねえ。。。
救命士のエピソードも非常に参考になりました。7秒後には何も覚えていない類なのでしょうか。。。
投稿者 Ikuru : 2005年12月29日 07:16
イクルさん、ご丁寧なお返事をありがとうございます。またまた勉強になりました・・・(^^)
そうそう前回言い忘れましたが、少し前までの日本の規格のベビーシートは、北米(多分欧州など他国でも)シートを後部座席に固定するフックやベルトなどまったく規格が違いとても危なかったです。僕の知っている限りですが某有名メーカーのシートです。
そしてイクルさんも仰っておりましたが、国によって同車種でもシートベルトなどの安全規格がまったく違うことは、驚きました。やはり世界共通で作り手は、その時代時代で最善を尽くして頂きたいですね(^^)
僕は、元々欧州車の大ファンで安全基準の考え方が進んでいたことも余計に好感が持てました。
BMWのバイクのABSのお話、僕もかなり前にBMWから送られてくる雑誌で知っていましたがとてもすばらしいですよね。
またお邪魔させてください。そして良いお年をお迎えください。
投稿者 H.O : 2005年12月29日 07:36
Ikuruさん、こんにちは
正に目からウロコでした。自分のバカさ加減を再認識させられました。
今自分が乗っている車は運転席のシートベルトをしないとビープ音が鳴り止まない仕組みになっているんですが、これを全席に組み込めば、現在ある物の流用でコスト的にも安上がりなのに・・・・
日本の車メーカーもデザインやウケ狙いじゃ無く、安全を売りにしてもらいたいもんです。それ以前に乗る人が認識を新たにしなければ。
投稿者 琥珀亭 : 2005年12月29日 12:30
TBありがとうございました。
シートベルトの議論は、どうしても挑発的にならざるを得ませんね。
日本で後席シート・ベルトが努力義務とされているのは(私の勝手な推測ですが)タクシー業界の圧力だと思います。
チャイルド・シートが義務なのに、後席シートベルト装着が義務で無いというのならば、後席なら子供もチャイルド・シートを使用する必要は無いという結論にならなければいけないはずですもの(笑)
投稿者 くるまこのみ : 2005年12月29日 22:45
久しぶりにコメントさせて頂いています。
私はアメリカに越して来るまで、車という物と無縁でした(実家の者が誰も免許さえ持っていなかった)。
こちらに来て、30過ぎて免許を取って、運転しているわけですが、運転していても、ただ、乗っていても、恐怖感が常にあります。
自分で運転するまでは、これだけ車が怖いものだとは思いませんでした。
日本に居た当時は、タクシー、友人の車と『バカさ加減を発揮して』ベルトとはこれまた無関係。
人を殺す事が出来る物に乗っている。
そう思うと、どの席に乗っていても絶対ベルトはしてしまいます。。。
今は、ベルトなしでいるのは裸でいるような不安があります。
子供はまだ1才なので、チャイルドシートですが、必要なくなってもキツく言わねばならないと思っています。
日本に帰ると、『乗せて上げる』と『言ってくれる』友人は『大丈夫、安全運転だから』と言います。 チャイルドシートなんて必要ないというのです。
『パトカー来たらちょっと隠せば』と。
いくら自分が安全運転でも、回りにはどういったドライバーがゴロゴロしてるか分からないのに。
何に巻き込まれるか、分からないのに。
『ベルトしてね』と友人に言うと『ここではそういう法律なの?』と言われるのですが、周囲の人は皆どの席に座ってもベルトをするので、多分そうなのでは…と思うものの、実は知りません。
ただ、ベルトなしだとコワイ、という事だけ。
そういう感覚が皆についてほしいです。
投稿者 saku : 2005年12月30日 11:23
H.Oさん
素早いお返事ありがとうございました!
全く同感です。国によって仕様を変更などして欲しくないですよね。その時点で出来得るベストの対応をしてもらいたいものです。
BMWは車のイメージと比べると、バイクの方は性能もデザインもかなり未来を先取っている様でとても気になります。日本車と比べると異色なのですが、長時間走行などにはとても向いているんですよ。
投稿者 Ikuru : 2006年01月01日 05:45
琥珀亭さん
こんにちは!
長いエントリーをご覧頂きありがとうございました。
そうですね、まずはウルサイけれども、センサーが付いていれば少しは効果があるでしょうね。各席に重量センサーとかをつけて検知して欲しいです。でも、やっぱり一番効果的なのは義務化してしまう事でしょうね。そうすれば、安全への認識以前に守る事の出来る物が増えると思っています。
投稿者 Ikuru : 2006年01月01日 05:49
くるまこのみさん
タクシーも問題が多いですよね。後部座席のシートベルトが用意されていなかったりなんて日常茶飯事でしょう。タバコ臭いのも僕としては敬遠したいです。
チャイルドシートの件も同感です。法で定めるとは言っても、矛盾だらけで困ります。
投稿者 Ikuru : 2006年01月01日 05:52
sakuさん
こんばんはー!そちらでは新年は日本より随分と後(スウェーデンは日本時間マイナス8時間です。)ですよね。
運転中に恐怖感なり、危険な事態が起こりえる事を忘れない事はとても大事だと思います。
日本での事例も同感です。sakuさんの仰る事が正解なのに、”安全運転なら大丈夫”と思っている人が多くて驚きます。そういう、あなたが一番危ないよって言いたくなります。
投稿者 Ikuru : 2006年01月01日 05:57
おととい、
前部座席に子供を立たせて平気で運転している親(たぶん)を2回も見ました。
殺人予備軍の大馬鹿どもだと思います。
フロレスタン さん
「時々バックルが見つからなかったり、うまく結合できない車に遭遇することもあります」とのこと
バックルが見つからないのはシートの下に入ったままになっているのでしょう。タクシーではしょっちゅうです。
うまく結合できないのは、おそらく3人がけ後部座席の左右の席用3点式ベルトの金具をを中央座席の2点ベルトのバックルに挿入しようとしたためだと思います。
理由は不明、バカな話ですが、2点式と3点式の金具は同じではないんですね。
私はタクシーに乗る時も必ず安全ベルトを使用します。使えない状態の時にはシートを外してベルトやバックルを取り出してでも使用します。
役所の担当者は自分がタクシーに乗る時にベルトが使えないことが多いという実情を知っているはずですが、検査の時以外は意に介する気持ちも無いのでしょう。
我々お客が自衛する他方法はありません。
ついでにさらにコメント
「安全運転しているから大丈夫」という「お馬鹿さん」もたくさんいらっしゃいます。 誰一人として事故を望んで起こすのではないでしょう。いつ起きるか判らないのが事故、より助かる確率が高い方に賭けるのが「お利口さん」ではないでしょうか?
圧倒的に多くの場合皆さん無事に帰宅するのです。事故にあってしまうのは一生に1度あるかないかです。
毎日無事だから大丈夫と思うのは「お馬鹿さん」です。一生に一度の事故が最後の事故にならないようにできることをしておくのが「お利口さん」です。
「ベルトをしていなかったから助かる」こともきっとあるでしょう。 しかしその確率はずっと少ないことでしょう。
安全ベルトを装着したらば一度ためしに外してみてください。
緊急の場合(事故後の車両火災、水没など)に即座にベルトを外すことができるように。
残念ながら安全ベルトのはずし方はまだ世界統一とはなっていません。
火災事故の場合ベルトをしていると助からないと思っている人も多いようです。ADAC(ドイツのJAF)の説明によれば、ベルトをしていれば事故の時に意識を失う可能性がずっと低いそうです、したがって火災が発生しても自分で避難できる可能性も高くなります。
このような内容、本当は行政やJAFなどが説明するべきことです。
私などのような一市井人が何故言わなければならないのでしょう。 私には、行政が本当に事故を減らし、死傷者を減らす意思があるとは思えません。
論理的に何が必要か、何を予見しなければならないか、よく考えて自己防衛するしか方法は無いでしょう。
皆様の無事を祈りつつ。
投稿者 Ikuruの父 : 2006年01月01日 23:01
すみません。ペンネームですが書かせていただきます。
私は猫のマークの運送会社に勤めています。
出荷作業の応援のために、支店から2キロほど離れた倉庫に支店長の運転する乗用車で移動した時、後部座席に乗ったのですが、シートベルトをしようとしたのですが、バックル部分が見つからずさがしていると、支店長から「シートベルトはいらない」と怒鳴りつけられました。
もう、あぜんとしましたけどね。
宅配便最大手の会社のこの会社は営業用のトラック(軽自動車、大型トラック含め)全車両で「任意保険」に未加入です。
東証一部上場企業でさえ、こんな調子です。
以前、飛脚にいたんですが、(大疑獄事件を起こした)飛脚の方が社会的にまともな事をしていたことにビックリしています。
投稿者 岩内洋 : 2006年01月04日 18:15
岩内洋さん
業務用の車が任意保険未加入なのは,珍しいことではないと思います.よっぽど事故率が高ければ別ですが,営業用車両全て保険加入するより,事故が起きた時に個別に対応する方がはるかに安くつくからです.
ちなみに救急車も保険未加入らしいです.同じ理由で.
投稿者 E_physician : 2006年01月06日 22:05
Ikuru様
「大いなる疑問。なぜ日本では車の後部座席のシートベルト着用は義務ではない?」の日記拝見させて頂きました。
まったく同意見であります。なぜ後席シートベルトは義務化されないのか?私も疑問でなりません。ひとつ言える事は日本ではまだまだ「後席安全説」(後席は前にクッションとなる前席があるから安全である)がはびこっているようです。もう十年以上前に前席シートベルトが義務化され、車体構造、エアバック等の安全装置の普及が進み、今や前席の方が安全性が高い(シートベルト着用が大前提ですが)こと、それに比べ後席の死亡率がどんどん上がっている事実を知ってる人はどれだけいるのでしょうか?この啓蒙からまず始めなければならないと思います。国が義務化する気がないならせめて例えば自動車教習所とか免許の更新時(ほんとうに下らない教習かつだれもまとも聞いてない)にしっかり教えるとか手段は色々あると思います。
もうひとつ言いたいことがあります。日本はこれだけの車社会の国になのに、他の諸外国に比べ車の基本的な知識のみならず、基本的な交通安全に対する意識が低すぎる(言い換えれば危険予知マナーができてない)。このシートベルトの話もそうですが、例えば夕暮れ時のヘッドライト点灯の遅さです。今だに「ヘッドライトは真っ暗になってから前が見えるようにするもの」と勘違いしてる方(特に女性、ご年配の方)が多すぎる。これは自転車のライト点灯率の低さを見てても明らかです。「自分が見えるのではなく、自分を早期に発見してもらう」というもうひとつ重要な役割があることを何でわからないのか?と不思議でなりません。また昼間でも悪天候時に水しぶき等で前が非常に見にくいにも関わらずライト点けている車は6,7台にわずか1台程度です。これは心底情けない状況です。これら基本的な安全知識(10分も話をちゃんと聞けば分かる)がなかったことで事故で命をおとされた方、また人の命を奪ってしまった方がどれだけいるのでしょうか?
後席シートベルトの話に戻りますが、新聞等で「車外放出で命を落とす」「子供は死亡、チャイルドシートは着用してなかった」なんて記事をみるといつも思います、「この国のこの国民であったための犠牲者なんだ…」と。
専門家でも政治家でもない私ができること、それは家族、身内、親しい友人にだけには、この事実を語り、安全意識を高めてもらうことで、情けないですが現状ではこれが精一杯であります。
国も郵政民営化なんかより、今そこにある命を救う努力(よっぽどこちらのほうが簡単では?と私は思いますが)をして欲しいと思います。
とりあえず言いたいこと言いたいだけのコメントになってしまったことをお許しください。
投稿者 ミッチー : 2006年01月07日 14:57
皆さん
たくさんのご意見を頂き、大変嬉しく思います。このエントリーが少しずつでも色々な方の目に留まると良いですね。
Ikuruの父さん
その通りだと思います。たった一回で、いつ起こりえるかもしれなくても、そこであの世行きは避けたいものです。
岩内洋さん
会社がという以前に、その支店長さんに呆れますね。怒鳴りつける時点で既に、かなりの勘違いをしている事に気付きもしていないんでしょう。わざわざ、シートベルトをするなという意味が分かりませんよね。
E_physicianさん
そうなんですかー。参考になりました。何かあった時に、会社が誠実に対応してくれる事を願います。
ミッチーさん
>それに比べ後席の死亡率がどんどん上がっている
そうなんですよね。このエントリーを書いた跡も、またニュースで何件も、”あー、シートベルトをしていなかったんだな。”という事柄を見聞きしました。
説明しても分からない人の為にも、義務化してしまえば大部分は解決するはずですよね。自転車のランプ点灯についても同じように思います。
投稿者 Ikuru : 2006年01月08日 06:09
●チャイルドシートは平成12年に義務化になりました。その前まではJAFが一生懸命、啓蒙活動していましたが着用率はなかなか伸びませんでした。後部座席のシートベルトも同じ状況だと思います。いくら自動車メーカー、JAFが呼びかけても後部座席のシートベルト着用率は上がらないでしょう。
●日本損害保険協会が販売しているビデオ「ザ・シートベルト」「ザ・シートベルト2」は必見です。ダミー人形を使った衝突実験の衝撃的な映像を見ればシートベルトを着けなくてよい席は、どこにもないことが分かります。
●自動車評論家の菰田潔(こもだ きよし)氏は著書などで10年以上前から後部座席シートベルトの必要性を訴えています。
投稿者 しんちゃん : 2006年02月14日 21:14
●「妊婦のシートベルト着用を推進する会」のホームページもぜひ見て下さい。目からウロコです。
●後席座席のシートベルト着用率を上げるには道路交通法改正によって着用を義務化するしかありません。
●私は今、有志が力を合わせて法改正に向けた運動を展開できないか模索中です。無知な自動車の乗員の安全と尊い命を守るために。
●これをお読みの方どう思いますか?意見、アドバイスがあれば教えて下さい。
投稿者 しんちゃん : 2006年02月14日 21:31
しんちゃんさん
情報ありがとうございます。おっしゃる通り、全席着用義務化にしてしまうのが一番、確実な事ですよね。
投稿者 ikuru : 2006年02月17日 16:21
ちょうど大学の講義でシートベルトの話をしていたので、ふらっと立ち寄ったついでにコメントさせていただきます。
シートベルト着用義務化については、運転席のシートベルトの時点で非常に多くの議論を呼びました。
昔は運転席のシートベルトでさえ着用率は非常に低く、その状態で義務化したとしても突然着用率が急上昇するということは考えづらいため、以下のような問題が指摘されたのです。
すなわち法律が空文化することによる法権威全体の低下、ひいては他の法の力が低下するといった問題です。現在の状況を当てはめてみれば、後部座席の着用を義務化した結果、チャイルドシートの着用が守られなくなったり、携帯電話の使用禁止が守られなくなったりする恐れがあるわけです。
そのため国民がある程度自主的に着用するようになり「シートベルトは着用するもの」といった意識が生まれるまでは法制化せず、キャンペーンなどといった形が取られ、結局法制化されたのは1986年になってのことでした。車の普及状況を考えれば、決して早いとは言えない時期だと私は思っています。
僕自身、個人的な見解としてはだいぶ乱暴な主張だとは思いますが、(一応の)論理的な説明をつけるとすればこれが一番有力ではないでしょうか。おそらく本質的な原因は、政治家も面倒だとか、シートベルトの重要性をきちんと考えていないだとか、別のところにあるとは思いますが。
とりあえず以上のような議論が、運転席のシートベルト着用義務化問題の際に起きているので、「後席座席のシートベルト着用率を上げるには道路交通法改正によって着用を義務化するしかない」という主張は(倫理的・感情的には正しいと思う人が多いとしても)なかなか受け入れられないのではないかと思います。
本当に真剣に法改正を目指すならば、この理由のような、どれだけ感情的におかしいと思える反論であっても、その感情はぐっと飲み込んで、一つ一つ潰していくしか道はないように思います。大変な道だとは思いますが、頑張ってください。
投稿者 ななし : 2006年05月17日 23:47
2006/8/10の兵庫県のシートベルト着用率のニュース(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000087250.shtml
が気になって調べていたところ、
JAFのシートベルト着用率データ
http://www.jaf.or.jp/safety/data/driver.htm
そしてこのブログへときました。
参考に衝突実験の動画のURLを貼っておきます。
http://www.nasva.go.jp/mamoru/car/about/topics060216.html
私は、昔から同乗者には必ずシートベルトをするように言います。
後席でも同様。
シートベルトをしない限り、発車させません。
家族はそれが当たり前だと思っていますから、
絶対にシートベルトをします。
子供とその友人を乗せると子供が友人にベルトをしろと言います。
そうでなくてもドライバーに言われればしょうがないと思うのでしょう。
知人友人も言われればベルトはします。
「ベルトは嫌だ」はもちろん「変だ」とか、
「運転に自信が無いの?」と言われたことはありません。
(思っているかもしれないけど)
要はドライバーしだいです。
車は国産で4年経ちましたが、後席も3点シートベルトです。
今はたいていの国産車は後席も3点ではないでしょうか。
後席シートベルトをさせない大人だけでなく、
助手席に座って、子供を抱いて乗る親も、
まったく信じられません。
子供をエアバッグ代わりにするつもりなのでしょうか。
また日本にはもっとひどいバカ親がいます。
それは炎天下にこどもを車に残してパチンコをする親です。
パチンコに夢中になって時を忘れ、毎年何人かの子供が死にます。
事故として扱われているようですが、完全に子殺しです。
大至急法改正して禁止するか、
傷害致死か遺棄致死を適用すべきだと思っています。
投稿者 KGR : 2006年08月10日 16:04
初めて皆さんの意見を読ませてもらい非常に共感しています。
シートベルトの着用率をあげる為に国を挙げてのアピールが必要だと思います。
皆さんの意見にもありましたが、特に国を代表する人達が車から降りる又は移動するシーンが毎日のように放送されています。
私の子がある時
「なんで僕たちはちゃんとシートベルと締めて後ろに乗っているのに偉い人たちはしてないの?天皇陛下の車は偉い人(後ろに座っている)は当然してないし運転している人も助手席の人もシートベルトしてないよ。」
こんな質問をしてきました。その時テレビでちょうど陛下が来るまで移動するシーンが放送されており。子供の言う通り運転席、助手席のベルトの金具が頭の脇で光っているのがはっきりと映ってました。
子供には絶対事故にあわないようになってるから大丈夫なんだよと説明し何とか理解してもらえましたが、今のところ子供に指摘されてから何となく見てしまうのですがシートベルトを締めているシーンはそれ以後1回も見てません。これは明らかに国として恥ずかしい事だと思います。
こんな事ではいくら周りでシートベルトの必要性を発しても国全体で改善していかなければと考えますが皆さんの意見をお聞かせください。
投稿者 U.I : 2006年08月17日 10:10
KGRさん
まったく同感な事ばかりです。パチンコに行く親や、部屋に子供を置いたまま長時間外出する者など信じられないですよね。最近の乗用車は後部座席にも3点式シートベルトが付いているとは思いますが、業務用にも使われるワゴン車や、マイクロバスなどになってくると、かなり怪しいのではないでしょうか。
U.Iさん
皇族の乗車シーン、僕も必ずチェックしています。皆無ですね。
以前、愛子様をチャイルドシートに座らせていましたが、左右に座っている皇太子ご夫妻はどうだったのでしょうか?国民の見本となるべきなのに、肝心なところが分かっていませんよね。
投稿者 Ikuru : 2006年08月21日 19:40
ついに
後部座席のシートベルト着用が義務付けになりそうです。
ただし違反になるのは当面、高速道路だけ。状況をみて一般道路まで適用を拡大するようです。
私は一日も早く道交法が改正され、一般道路まで適用が拡大することを願います。
警察庁交通局で「道路交通法改正試案」に対する意見の募集を2006年12月29〜2007年1月28日までの間行なっています。
ただし、無知な運転者による反発も予想されますので、このホームページを読んでいる賢いあなたが、警察庁へ賛成の意見を送って頂くことを切に望みます。
投稿者 しんちゃん : 2007年01月03日 21:28
しんちゃんさん
情報ありがとうございます。早く義務化になって欲しいですね。
投稿者 Ikuru : 2007年01月17日 16:46
こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいてます。
車の話題ですが、ストックホルムでは確か子どもの自転車利用でのヘルメットも義務化(親に責任があるように)されてたかと思います。日本でも最近になってようやく義務化の動きがありますが、そのへん、ちょっとレポートしていただけないでしょうか?(笑)
投稿者 のぞ : 2007年04月29日 15:49
のぞさん
そうですね、何か分かったら(実は詳しいことは全然知らないんです)書いてみたいと思います。
投稿者 Ikuru : 2007年05月10日 05:39
タクシーをよく利用するのだが、後部座席のシートベルトのバックルがシートの下に隠してあり使えないのだ。文句を言っても安全に運転するからだいじょうぶ、と言うばかり。
そんなに安全なタクシーを自家用車として使いたいもんだ。
皇室も後部座席でシートベルトをしていない。まず見本を示すべきだと思う。
投稿者 たかやん : 2007年06月05日 11:40
古いブログですが、偶然発見したのでコメントさせてください。
弊社では全席シートベルトが義務で、怠った従業員は解雇です。ちなみに外国の会社で私もずっと海外です。ですから日本に帰るとシートベルトの着用率の低さに愕然とします。
上のコメントにもありましたが、ひどいのはタクシーで、白いカバーかなにかで覆われているためベルトが出ていません。シートベルトないんですかって聞くと、ああ、つけなくていいよ、ときますからね。
いや、私が着けたいのですが、というと、大丈夫、事故らないからって。どこからくるのですか、その根拠のまったくない自信は。ほんとうに嫌になりますね。
早く後部座席も義務化になって欲しいものです。
投稿者 つぼ : 2007年06月23日 18:26
たかやんさん
全く同感です。
安全に運転をするのは当然として、ぶつけられたりとか不意の事故については、なんで思いつかないのでしょうね。
つぼさん
素晴らしい場所でお仕事をされているのですね。どちらの国でしょうか?日本にも早くそれくらいの強い意志を持った会社が出てきて欲しいです。
”大丈夫、事故らないからって”
本当にタクシーは本当に酷いですよね。それだけでタクシーに乗りたくなくなります。
投稿者 Ikuru : 2007年06月25日 06:06
日本では、昨日から後席の義務化がスタートしました。
よかったです。
ちょっと気になっているのは、5人乗りを標榜している国産車のほとんどが、後部座席のまんなかの席にヘッドレストが無いことです。
わたしはその点が気になって、国産車を買えませんでした。その点は、現在も続いています。
日本は少子化が進行していますが、3人目の子どもを持つ親が少ないので、あまり問題にはなっていないようですが、ヨーロッパ車は、その点、配慮されているものもあります。
投稿者 ヨット : 2008年06月02日 08:03
ヨットさん
そうですよねー、日本車には中途半端だったりするものが多いですよね。ベルトも二点式だったり。
投稿者 いくる : 2008年06月03日 01:15
以下のコメントは、こちらのエントリーから適切と思われる当エントリーへ移動しました。ご了承ください。
-以下、コメント本文-
我が日本でも道路法改正でこの6月から後席でもシートベルトを義務化されました。もともとこうした自動車の安全面はヨーロッパからの受け売りです。ハロゲンランプの導入もシートベルトもしぶしぶ導入した経緯があります。まだ、日本ではリアフォグランプはほとんどのモデルにオプションで装着率は上がっていません。欧州車に乗っている人も霧や雨の日にリアフォグを点灯している人はまれです。欧州車に乗ることは見得であり、張ったりなのです。安全を学ぼうとしないのです。以前、N社の車に後席にチャイルドシートをつけようとしたら短くて装着できず、同じメーカーの高級車のシートベルトに付け替えてわが子を乗せました。シートベルトに高級車との差異をつけるなんて。
今回の制度化で済むものでは有りません。日本はやはり島国なのです。世界から目をそむける、背けさせる意味で。海外旅行でブランド品を買いあさるのでなくこうしたことに目を向けてほしい。
投稿者 sochaux : 2008年06月03日 05:49
んと、無駄に伸ばす様ですが…全席シートベルトの着用義務化も良いのですが、罰則は運転者のみだったりしますね。自分の身と同乗者を守る、という意味合いでは着用しない本人に責任がある筈で、安全の言葉のもとに、この法制化自体が交通関係の利権に組み込まれている様な気がします。
それに、ヘッドレストにせよシートベルトにせよ、正確な使い方を知らない人が案外多いのも不思議というか、それを知らないが為に逆に危険性を増やしてしまっている可能性が大きい事に思い至らない人も多い様なので、ここもきちんと再確認する必要がありますね。交通安全協会とかの類いは、この辺りあまり触れていない様です。
尤も、安心安全がどうのという割に、自分がどうするかを考えないお気楽な方向にどんどん流れつつある様に思える部分が多々あるのが怖かったりしますが…等という事をいうと、だからお前はどうのこうのと変人扱いされるのですが、精々変人扱いされ続けようと思います。
投稿者 ts : 2008年06月03日 22:50
sochauxさん
僕もそう思います。欧州車に対して日本車はこの様な意識の点で遅れをとっていますよね
tsさん
全くその通りだと思います。結局は個人の意識の持ちようなのですが、それを分かっていない者のためにも法律規制がもっと必要だと思います。なのに、猶予期間があったり、罰金のみとか良く分かりませんよね
投稿者 いくる : 2008年06月06日 05:44
大分市のタクシー業界では、
シートベルト着用周知徹底が
お客様を思わぬ悪のような扱いです。
大分市って遅れていて悲しいです。
投稿者 大分市のタクシー運転手 : 2009年02月17日 01:55
始めまして、ネットを彷徨っていてここにたどり着きました。
日本車の安全構造については20年前にNHK特集にて国民から激しく叩かれてから、
日本車の各メーカーは渋々取り入れたと言う経緯があります。
その頃は欧米向と異なり国内向けは安全装備が露骨に手が抜かれていて、
NHK特集が始めて全国民の前に明らかにしたのでした。
比較対照となったドイツは1980年頃から全組織を挙げて交通安全に取り組み、
国民に対する徹底的な安全教育、国やメーカー自身による詳細な事故調査、
第三者による平等な自動車の安全評価、事故発生時でのヘリによる早急な救命体制
以上の物を整えていました、どれも日本では未だに望む事が出来ません。
未だに車外放出による死亡事故なんていう事例が後を絶たないのも、
この方面の日本の未熟さが現れています。
ちなみにその特集とは、「死者半減西ドイツはこうして成功した」と言う内容でした
投稿者 NAM : 2009年04月12日 22:29
大分市のタクシー運転手さん
そうなんですか。。。都会でも文句を言う方は多いと聞きますが、まずは意識改革が必要ですね
NAMさん
そうなんですよね、ドイツなどの欧州車と比べて日本の対策はあまりにも遅れていました。三十年どころの差じゃないですよね。。。
投稿者 いくる : 2009年04月20日 17:28