新型の豚インフルエンザを巡り、発熱などの症状がある患者が医療機関から診療を拒まれる事例が相次いでいるのを受け、厚生労働省は6日、都道府県に対し、「発熱相談センター」の指示で訪れた患者を医療機関が拒否しないよう求める通知を出した。発熱相談センターは新型インフルの感染を心配する患者らを対象に自治体が設置する電話相談窓口。
通知は、メキシコなど新型インフルの発生国への渡航歴のある発熱患者が受診に来た場合、まず同センターへの相談を勧めることを指示。同センターの指示で患者が訪れたら、医療機関は拒否せずに診療するよう求めている。