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2009年5月10日

日活vs東映の“決闘”にニヤリ

「THE CODE 暗号」(日)

 エース■のジョーをご存じだろうか。超ベテラン俳優の宍戸錠(75)のことだ。「渡り鳥シリーズ」など多くの映画で共演した小林旭(70)がマイトガイ、故石原裕次郎さんがタフガイ、二谷英明(79)がダンプガイと呼ばれ、全盛期の日活映画で一世を風びした。その宍戸がデビューしたのが、55年「警察日記」だから、その当時を知っているのは主に団塊の世代以上の方だろう。

 その宍戸の伝説のガンアクションがこの映画で復活。口の前で指をかざして振り「チィッチィッチィッ!」とつぶやきながら、拳銃をクルクル回すという懐かしのガンプレーを披露している。

 当時、「平凡」などの芸能誌は宍戸のことを「0・65秒、世界第3位の早撃ち」などともてはやし、それを信じた子供たちはおもちゃの銃で早撃ちゴッコをして遊んだものだ。当時の俳優は外国製の銃を撮影所で堂々と持っていたというから恐れ入る。

 今回、主役の暗号解読の天才探偵を演じるのは、歌舞伎界のプリンス5代目尾上菊之助(31)だが、もちろん、ジョーの時代には生まれていない。初の現代アクションに挑み、上海での探偵事務所の会長を務めるのが宍戸。「存在感はすごかった」と菊之助。また、東映スターの松方弘樹(66)がナゾのスナイパーとして登場、日活vs東映の“決闘”シーンは往年の映画ファンならずともニヤリと笑ってしまう。

 監督は「探偵事務所5」シリーズ全体の企画、エグゼクティブプロデューサーを務める林海象。世界探偵協会会員を務め、インターネットシネマをはじめ同シリーズ50作を世に送り出している監督にとって集大成の作品で、思い入れのほどが伝わってくる。【荒平清志】

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(このコラムの更新は毎週日曜日です)


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