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【新型インフル】「侵入」想定 長期戦へ冷静に (1/2ページ)

2009.5.9 23:46
このニュースのトピックス新型インフルエンザ

 新型インフルエンザの感染が国内でも確認された。しかし、政府が取る警戒態勢の水準は今後も変わらない。一部で停留措置が取られなかった乗客が出たのは懸念材料だが、3人の感染確認は空港での検疫段階で行われており、「水際対策」が機能していると判断されたためだ。

 政府は現在、事前に定められた行動計画上で「第1段階(海外発生期)」として整備されてきた対策を実行している。具体的には「ウイルスの国内侵入を防止」を最大目的に、検疫徹底や在外邦人への情報提供強化、発熱外来や相談窓口の整備、タミフルなど抗ウイルス薬の備蓄確認などの手が打たれてきた。

 ただ、水際対策は機能してはいるが、「それは時間稼ぎに過ぎず、国内での感染は時間の問題」(舛添要一厚生労働相)というのも確かだ。今後は現在の警戒レベルを維持しつつ、「第2段階(国内発生早期)」に定められている「ウイルスの拡大を防止」を目的にした施策の弾力的な運用を検討する場面も出てきそうだ。

 「第2段階」では、患者との接触者に対する外出自粛とタミフルの予防投与や、集会・外出の自粛要請など、個人や企業の活動を制限する項目も盛り込まれており、国民生活への影響も大きい。

 大切なのは、冷静に対応していくことだ。専門家たちは、ウイルスが弱毒性である可能性を指摘している。抗ウイルス薬に効果があることも判明している。誰でも可能なマスクや手洗いといった簡易な対策が、感染防止に力を発揮することも指摘されている。

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