東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

伊でも2次感染 新型インフル 米患者数2000人超す

2009年5月10日 朝刊

 【ジュネーブ=清水俊郎】イタリアのANSA通信によると、同国政府は九日、メキシコや米国への渡航歴のない七十歳の男性が新型インフルエンザに感染したと発表した。イタリアで人から人への感染が確認されたのは初めて。欧州での二次感染は、英国とスペイン、ドイツに続き四カ国目になった。

 メキシコから最近帰国したこの男性の十一歳の孫が新型インフルエンザに感染していた。

 世界保健機関(WHO)は警戒水準を現行の「5」にとどめているが、米大陸に続く欧州での感染の広がりを注視。二次感染者から第三者にうつる三次感染が欧州でも確認されれば、最悪の「6」に上げる可能性がある。

 一方、ロイター通信によると、米疾病対策センター(CDC)は九日、米国の感染者が六百十五人増えて二千二百五十四人になったと発表。感染が確認されたのは二十九カ国・地域で、計四千三百三十七人になった。

 死者は初めて確認されたカナダで一人、メキシコで三人増え四十八人、米国で二人の計五十一人となった。

 

この記事を印刷する