医療事故調査委にずさんな例も 大学医学部側に改善勧告全国医学部長病院長会議の医療事故対策委員会(委員長・嘉山孝正山形大医学部長)は7日、医療事故の原因究明のため大学病院が設置した調査委員会がずさんな報告書を作成している例があるとして、会議を構成する全国80大学の医学部長らに改善するよう勧告したと発表した。 勧告では、大学病院の調査委が当事者の医師本人に聞き取り調査をしないまま、報告書を作成したケースがあったとし「(事実の)隠ぺいや改ざんに結び付き、犯罪となる可能性もある」と指摘。調査方法に不備があった場合には、患者や家族に謝罪するよう求めた。 国は医療事故の原因究明と再発防止に向け、医療版事故調(仮称・医療安全調査委員会)の創設を目指しているが、医療界の反発などで議論は停滞。 会議は、大学病院の調査委を活用するよう提案、受け皿としての機能を強化するため、勧告を行った。 【共同通信】
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