歌手忌野清志郎さんの遺影がピンクの枠に収められ開かれた葬儀・告別式=9日、東京都港区の青山葬儀所 清志郎さんと最後の別れ 「ずっと生きてます」ロックバンドRCサクセションのボーカルとして「雨あがりの夜空に」など多くの名曲を残し、2日に58歳で死去した歌手忌野清志郎さんの本葬となる葬儀・告別式が9日、東京都港区の青山葬儀所で開かれ、ミュージシャンやファンらが最後の別れを惜しんだ。 午後2時すぎに始まった一般向けの告別式では、ファンが献花のために長い列をつくった。会場周辺まで続いた列は2キロ以上にわたり、所属レコード会社によると訪れた人は約4万2000人。深夜まで列は途切れなかった。 俳優の竹中直人さんは弔辞で「忌野清志郎は死んでない。ずっとずっと生きてます。ものすごく寂しいけど、僕たちはそう確信しています」と涙ながらに述べ、「清志郎さん、またね」と大きく手を振った。 会場には紅白の幕に色とりどりの花や100本近いキャンドルが飾られ、ニッコリほほ笑む忌野さんの遺影がピンクの枠に収められた。バンド仲間が「雨あがりの夜空に」を生演奏した。 「トランジスタ・ラジオ」「い・け・な・いルージュマジック」といった代表曲が大音量で流れていた会場。会社員の山本洋也さん(38)は「清志郎さんと出会わなければ、今の自分の生き方はなかった。これからも清志郎さんの音楽は常にそばにある」と話した。 忌野さんは2日、がん性リンパ管症のため都内の病院で死去し、近親者で密葬が行われた。 【共同通信】
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