2009年05月08日

女性への性暴力ゲームにNO!

今朝のニュースで、日本製のパソコンゲームソフトの販売中止を求める抗議活動を、国際人権団体が始めたというのを聞いた。

未成年と見られる少女2人とその母親に対し、電車内で痴漢行為をした後に強姦し、妊娠や中絶をさせるまでを、コンピューターグラフィックスを使った画像で疑似体験するという内容だそうだ。

女性を愚弄しきった内容に反吐が出る。

女性や子どもへの暴力と、動物への暴力は、決して無縁ではない。

どちらも暴力による支配の正当化であり、その対象は弱者なのだ。

そんなことがまかり通る社会は「平和」とはいえない。

国際人権団体「イクオリティ・ナウ」は、ゲーム制作会社や販売会社、麻生首相ら日本政府の要人らに抗議文を出すように呼びかけ始めたという。

以下がそのサイトだ。

http://www.equalitynow.org/english/actions/action_3301_en.html

しかし、日本の人権団体は何をしているのか

一般市民はこれを容認するのか

このあたりが人権小国と言われる所以なのだ。

ということで、まずは自分から行動を起こすことにした。

「イクオリティ・ナウ」のサンプル抗議文をざっと訳したので、みなさんもIllusion Software の吉村社長宛てに送っていただきたい。

吉村ただし(字は不明)社長
illusion@illusion.jp

そして政府要人にも抗議文を送ろう。

*どうも2ちゃんねるにコピペされたようで、コメント欄で誹謗中傷が行なわれはじめた。
中には建設的な批判もあり、そうした方には申し訳ないが、いったんコメント欄を閉じさせていただく。
匿名性に乗じて放言する輩と付き合う気はない。

**************************

私は、女性に対し強姦や性暴力を行使することをシュミレーションするRape Lay などの御社のコンピューターゲーム製作と販売について、深い憂慮を表明するためにこのメールを書いています。強姦はそれを体験する人に深刻な苦痛と害を引き起こす暴力犯罪です。このように強姦を矮小化することによって御社は、女性に対するこうした暴力行為をあおり、容認しているようにさえ見えます。

セックスと暴力の対象としての女性というメディア表現が、否定的なジェンダーステレオタイプに「重大な影響」を与えるということは、広く認められており、日本政府もそう考えています。御社が製作するこうしたゲームは、女性をモノとして扱うことを常態化し、女性と少女にたいする有害な文化的・社会的態度を強化します。

企業には、その活動が、社会と公共の利益に否定的影響を与えないかどうかを考慮する責任があります。 御社が、女性と少女に対する暴力を常態化し促進するあらゆるゲームの生産と販売をただちに中止するようお願いします。


nanakailua at 20:10 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!日々の出来事 

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