2009年5月9日17時10分
葬儀後、取材に応じる及川光博さん=青山葬儀所、高津祐典撮影
葬儀後、取材に応じる鶴見辰吾さん=青山葬儀所、高津祐典撮影
◆同じ自転車の趣味を持つ俳優・鶴見辰吾さんの一問一答
――とうとうお別れになってしまいました。
残念ですね。清志郎さんは自転車を乗っていて、自転車名人という称号をもっていて。僕は2代目で、自転車つながりです。
―― 一番の思い出は?
結局一緒に走ろうと言っていてできなかった。高校の時から音楽を聴いて、原発のことだったりとか問題意識を持つようになって、ずいぶん、いろいろと感動させてもらった。
――音楽葬という形だったが。
異例の葬儀だったんですが、清志郎さんの人柄がすごく出ていた素晴らしい葬儀だったと思う。
――最後にどんな言葉を?
ありがとうございました。これからも清志郎さんの音楽を心の中で奏でながら、僕も頑張りたいと思います、と。
――58歳は若いですね。
そうですね。本当に。
◆故・手塚治虫さんの長女でプランニングプロデューサーの手塚るみ子さん
手塚るみ子さんは、ABC放送で担当しているラジオ番組「アース・ドリーミング」のイメージソングを清志郎さんに作ったもらった。「清志郎さんは手塚のファンで、父の生誕70年記念のトリビュートアルバムにも参加していただき、『ジェッターマルス』の主題歌を歌ってくれました。私もRCのときからずっとファン。直接お話をしてみると、ステージと違ってやわらかで。でもスタジオに入って歌うとやっぱり清志郎さん。私のラジオ番組でも、『ガラスの地球を救え』という父のメッセージに沿ったラフィータフィーの『ユーモア』を提供して下さったり、ゲスト出演してくれたりしました。復活して下さるのを待っていたんですけど……。そのうち父から直接お礼を伝えてほしいです」