2009年5月9日17時10分
葬儀後、取材に応じる及川光博さん=青山葬儀所、高津祐典撮影
葬儀後、取材に応じる鶴見辰吾さん=青山葬儀所、高津祐典撮影
9日に営まれた忌野清志郎さんの葬儀には、生前から親交の深かったミュージシャンや俳優らが多数参列した。葬儀を終え、取材に応えてくれた仲間たちの一問一答などは次の通り。
◆清志郎さんとユニット「ミツキヨ」を組んだ及川光博さんの一問一答
――思い出は?
ユニットを一緒に組んでいて、同じステージに立って一緒に歌いました。
――いまどんな思いですか?
笑顔でお別れしようと思ってきた。もういっぱい泣いたんで。
――型破りの葬儀でしたが。
こうやってやったほうがキヨたんもうれしいと思うし、僕たちが悲しみに暮れていても、キヨたんは喜ばないと思うんで。
――どんな声をかけた?
大切なことをいっぱい教えてくれて、ありがとうございました、と。
――病気で戦っていたときはどう思っていましたか?
一回復活しましたし、僕のコンサートにも飛び入りで、リハビリで出てくれたりして、また、一緒に歌いたいです。
――きょうは葬儀でなくて、ロックンロールフェスということだが。
そうです。最高のライブでしたよ。最高のライブでした。
――ほかに思い出は?
清志郎さん、ちゃっかりしていて、僕が大学の学園祭で講演会をやるっていったら、「じゃあおれも出る」っていって、自転車でやってきて、飛び入りで。そのあと、これから僕、映画の撮影なんでといったら、「じゃあおれも出る」ていって自転車でついてきて。ちゃっかりその映画にも出て。チャーミングなところがある人なので、みんなを驚かしたり、分かりづらい冗談を言ったり、これからもするんじゃないでしょうか。
――多くのファンが来ているが。
素晴らしいことだと思います。本当に素晴らしい人で、素晴らしい音楽で、それを支えて見守ってきたスタッフや友人はもちろん、やっぱりファンがあってのスターだと思う。
――コンサートのようですね。
いっそのこと僕らも、もっと派手な衣装を着てくれば良かった。
――許されるならどんな格好で送りたかった?
2人でそろえて、色違いのスーツで、2人の衣装で送りたかった。
――お顔を見ることは出来ましたか?
いえ、僕は。
――送る言葉は?
どんな世界に住もうと、その世界を変えてしまうような、ごきげんな音楽を奏でてください。