株式会社あくしゅ(本社:東京都稲城市、代表:山崎泰宏)は18日、複数のユーザーキャラクターの設定/使い分けが可能な携帯向けミニブログ「BtW.jp」をリリース。docomo/au/SoftBankの3キャリアに対応し、会員登録/サービスの利用は無料。
BtW.jp は、メールを利用した携帯向けミニブログサービス。ひとつのメールアドレスから、ユーザー自身の独自キャラクターを無制限に作成でき、街で見かけた気になるものやユーザーの気分などを、携帯メールを使ってミニブログとして投稿、書き込みができる。
文字情報だけでなく携帯で撮影した写真の添付や、各キャリアが提供している装飾メールにも対応。他ユーザーのミニブログ更新通知の受け取りは、ユーザー自身が任意にリスナーとして設定すると届く仕組みで、1時間に1通、日中だけなど時間帯での受信設定も可能。また、ユーザー自身が予想していない面白いものを発見できるように、敢えてプライベートなブログスペースは設けていない。
同社では ”密着性が高くそれでいて気軽さを併せもった一言ブログサービスを作ること ” を目標に掲げ、半年前からプロトタイプの作成に着手。日本の携帯事情に特化させる方向で開発を進めてきた。キャラクター数や写真の投稿枚数を無制限としているのは、Amazon EC2/Amazon S3をインフラに採用することで解決できると考えているため。
「大きな特徴は、携帯メールを積極的に利用してコミュニケーションの密度を高めつつも、匿名性の高い『キャラ』を複数用いることで、気軽に個人の顔を使い分けできるところ。ソーシャルネットワークの仕組みはそもそもプライベートな領域に踏み込みやすいものですが、『キャラ』を使い分けることで、自ら距離を置くことを可能にしています。現代人は、会社の自分や休日の自分、ネットの自分などなど、何かと色々な『キャラ』をたくさん持っているので、使い分けられるようにしておくのは自然なことではないかと考えての提案です」(同社代表山崎氏)
収益性については、「現在はユーザー層を想定に近づけることが急務であり、まだビジネスモデルを構築できていませんが、将来的にはニつ考えています。ひとつはリアルな店舗を持つ百貨店とのタイアップ、もうひとつはキーワードのリンクを販売したいと思っています。どちらも広告モデルの一種なのですが、前者はコミュニティそのものが広告になり、後者はキーワードそのものが広告になるモデルです」(同社代表山崎氏)と説明。
今後短期的には、インターフェースの改善(着せ替え機能の強化など)に注力。ターゲットには中高生を中心に据え、新しい広告ビジネスを展開するためのインフラに育てていく方針。まずは半年後に50万会員、200万PVを目指す。
BtW.jp
http://btw.jp
株式会社あくしゅ
http://axsh.jp/information/
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