ここから本文エリア 南北貫く自由通路整備へ/JR広島駅2009年05月09日 中国財務局と広島市などで作る「二葉の里地区まちづくり推進協議会」は、JR広島駅(広島市南区)の2階部分を南北に貫き、新幹線口と在来線口を人が自由に行き来出来る自由通路を整備する方針を固めた。現在のJR広島駅は新幹線口と在来線口をつなぐ改札内の通路はあるものの、乗客以外の行き来は駅東側の踏切か地下通路への迂回(うかい)が必要で、地元住民の要望も強かった。自由通路の整備で駅周辺の利便性の向上が期待されるという。 同協議会は新幹線口北側の二葉の里地区を所有する中国財務局の呼びかけで06年10月に設置され、08年3月に開発の指針となる基本計画を策定。具体化に向け協議を続けてきた。 自由通路は広島市が建設し、約100メートル。ホテルやオフィス、タワーマンションなどからなる「アクティブインター・シティ広島」(工事中)など新幹線口の再開発区域を連絡する通路「新幹線口ペデストリアンデッキ」も整備する。10年度の着工が目標。近日中に二葉の里地区の土地区画整理事業と合わせて整備に関する基本協定を締結する見込み。(石田貴子)
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