【ニューヨーク小倉孝保、ワシントン小松健一】カナダ・アルバータ州保健当局は8日、先月末に死亡した州内の女性が新型インフルエンザに感染していたと発表した。カナダでの死亡確認は初めてで、メキシコ、米国に次いで3カ国目。感染者は日本やオーストラリア、中米パナマでも初めて確認され、29カ国・地域で計3446人に拡大した。
アルバータ州保健当局によると、女性は先月28日に死亡。30代で慢性疾患があった。家族にインフルエンザの症状があったため、地元研究所が女性の検査を行った結果、7日に確認された。死因は不明。女性にメキシコ渡航歴はなかった。カナダでは8日現在、242人の感染が確認されている。
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米国 1639人
(死者2人)
メキシコ 1364人
(死者45人)
カナダ 242人
(死者1人)
スペイン 81人
英国 39人
フランス 12人
ドイツ 10人
イタリア 8人
コスタリカ 8人
ブラジル 6人
イスラエル 6人
ニュージーランド 5人
韓国 3人
日本 3人
グアテマラ 3人
エルサルバドル 2人
オランダ 2人
パナマ 2人
コロンビア、アイルランド、スイス、オーストリア、香港、デンマーク、ポルトガル、ポーランド、スウェーデン、アルゼンチン、オーストラリアでそれぞれ1人
計 3446人
毎日新聞 2009年5月9日 東京夕刊