【両横綱がゴルフ】武蔵川理事長「軽率だ」と厳重注意

　１０日に初日を迎える大相撲夏場所（東京・両国国技館）直前の８日に白鵬（２４）、朝青龍（２８）の両横綱ら複数のモンゴル人力士がゴルフコンペに参加した問題で、日本相撲協会の武蔵川理事長（元横綱三重ノ海）は９日、両横綱と白鵬の師匠である宮城野（元十両金親）、朝青龍の師匠である高砂（元大関朝潮）両親方を呼び、厳重に注意した。両横綱は「申し訳ない」と謝罪したという。

　武蔵川理事長は「軽率だよね。場所に集中しなくてはいけないときに、ゴルフをやっているのはよくない。今までにないこと。集中して相撲を取るように厳しく注意した」と述べた。朝青龍が初日に対戦する新小結の鶴竜（２３）らそれ以外の参加力士については今後、それぞれの師匠を通じて注意する。

　白鵬は「理事長に注意されたのか」との問いかけに「まぁ」と答えたのみで、朝青龍は無言。鶴竜は「自分は師匠に『ゴルフをやるな』といわれているので『できませんよ』といったのですが」と言葉少なで、師匠の井筒親方（元関脇逆鉾）は「番付発表後は行くべきではない。ゴルフはやらなかったようですが、注意します」と述べた。