09年5月講座_08

講座名: 
制作者との対話~TVドキュメンタリーを通して社会を考える
申し込み締切り: 
5月3日(日)
講座回数: 
4回
日程: 

5月10日(日)~8月9日(日) 毎月1回 日曜15時~18時 各回2部構成
第1部 番組鑑賞(無料)
第2部 制作者とのティーチイン(受講料の対象)

3,4回の講座については講師の都合で後日、日程を変更する場合があります。基本的には日曜日の開催を考えていますが、主催者からの連絡に注意願います。

受講料: 
第1部 番組鑑賞一般・会員とも無料
第2部 一般8,000円 単発なし
第2部 会員6,000円 


優れたドキュメンター番組を見ながら制作者(ディレクター)との討論を通してメディアリテラシーの養成をめざす。通説の検証し、事実を掘り下げて伝えるために現場で格闘してきた制作者の声を紹介できればと思います。

受講をご希望の方は ▶申し込みフォーム で受講のお申し込みができます。

[1] 5月10日(日)15時~18時

「証言でつづる現代史・アフガン侵攻はこうして決定された」(2006年放送)

講師:馬場朝子(NHKディレクター)

マスメディアによって侵略だと大々的に宣伝されたソ連によるアフガニスタン侵攻が、実際にはアフガニスタン政府による派兵要請を断り続けた末に、ある出来事を契機に決定されたことをロシア国立公文書館で公開されたソ連共産党中央委員会での秘密討議記録から再現し話題を呼んだ番組。今日のアフガニスタン情勢混迷の一因をひもとく重要な記録である。

[2] 6月21日(日)15時~18時

「ロシア 小さき人々の記録」(2000年放送)

ゲスト:鎌倉英也(NHKディレクター)

20世紀のユートピアを目指したソ連の崩壊は、人々に過酷な運命を強いた。アフガン、チェルノブイリ、チェチェンで生きた名もない「小さき人々」の愛と悲しみを現代ロシアの記録文学者スベトラーナ・アレクシエービッチの目を通して伝えた番組。

[3] 7月12日(日)15時~18時

BSドキュメンタリー「韓国・シルミド部隊の真実」(2006年放送)

ゲスト:奥野守彦(駿ディレクター)

北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席暗殺のために組織された韓国シルミド部隊。しかし、計画は実行されることなく部隊は自爆し、生き残った者は処刑された。映画と違い、名誉回復を求める遺族、元教官、部隊を創設した元将軍など関係者の証言が生々しい。韓国で始まった真相究明の動きをもとに歴史の謎に迫った番組。

[4] 8月9日(日)15時~18時

BSドキュメンタリー「満蒙開拓団~ある家族の軌跡」(2006年放送)

ゲスト:後藤和子(パオネットワーク・ディレクター)

戦前、国策として旧満州に満蒙開拓団として渡ったある家族の姿を、当時から現在まで見つめ、日本の敗戦で棄民として見捨てられた日本人と土地を奪われた中国人の間に横たわる重い歳月を描いた番組。

※ 3,4回の講座については講師の都合で後日、日程を変更する場合があります。基本的には日曜日の開催を考えていますが、主催者からの連絡に注意願います。