<世界卓球>「道徳教育が必要」、選手育成のあり方に苦言―中国
5月9日16時5分配信 Record China
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7日、先ごろ横浜市で開催された卓球の世界選手権で中国人選手のマナーの悪さが指摘された件について、中国のスポーツ解説者が「選手育成のあり方を考え直さなければならない」と苦言を呈した。写真は女子シングルスで優勝した張怡寧選手。 |
中国人選手の国家代表にあるまじき行動が目立った世界選手権。解放日報は5日付記事で、そのマナーの悪さを取り上げ、痛烈に批判した。また、南方都市報も6日付で「ドイツ人記者が中国人選手を名指しで批判した」などと伝えている。蔡氏によると、中国人選手のこうした素行には根源的な問題があるという。
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中国の卓球選手は、5〜6歳ごろから練習を始め、早ければ10歳前後でプロチームに入団する。選手になってからは、基本的な教育を受けることは少ない。「卓球中心の生活になるため、同年代と比べて全体的に教育レベルが低く、勝つことがすべてという考えが生まれるのも否定できない」と蔡氏は指摘する。また、ストレス発散が難しいことも問題のようだ。幼い頃から親元を離れ、生活は常にチームメイトと一緒。「長年にわたってストレスが蓄積された結果、他人を顧みず、自分勝手な振る舞いをするようになった」と蔡氏は分析している。
ドイツ人記者が名指しで批判した張怡寧(ジャン・イーニン)、郭躍(グオ・ユエ)の両選手は記者会見中、うつむいて携帯電話ばかりいじっていたと伝えられた。「優勝=一流選手ではない。一流選手になるには、まず道徳性や社会性を身に付ける必要がある」と蔡氏。「今回の騒動は、中国人選手にとって現状を見つめ直す機会となった。世界で結果を出すだけでなく、プロとして自覚することも大事だ」と指摘している。(翻訳・編集/SN)
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最終更新:5月9日16時31分
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