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【新型インフル】「停留」通過の乗客、最大11人存在 特別な注意呼びかけ

2009.5.9 11:25
このニュースのトピックス新型インフルエンザ

 厚生労働省は9日、感染が確定した生徒の1人は、機内検疫を終えて機体を降りてからの診察で、感染が確定したことを明らかにした。機内でこの生徒の周囲に座っていた最大11人が、停留措置を受けることなく、入国した可能性があるため「健康状態に特に注意してほしい」と、呼びかけている。

 この生徒は、機内中央の左窓側席「43A」シートに座っていた。

 厚労省では、機内検疫で「感染疑い」となった人について、周囲の席や、この人に食事などを運んでいた客室乗務員に待機してもらい、その後、感染が確定した場合には10日間の「停留」措置を取ることにしている。せきなどの飛沫(ひまつ)によって、周囲の人に感染している疑いがあるからだ。

 今回は、教諭と1人の生徒については、この対応が取られた。しかし、もう1人の生徒は、機内検疫の際には体調異常はなく、降機後に体調不良を訴えた。周囲にいた人を含む他の乗客らは入国(帰宅)してしまった段階で、停留ができなかった。

 厚労省では、機内で乗客全員から提出してもらった「健康状態質問票」に書かれている住所や連絡先の確認を急ぐとともに、航空会社とも連絡を取り合って、周囲の席にいた乗客の特定を急いでいる。また、心当たりの人に、厚労省や保健所などに名乗り出るように呼びかける。

 対象の飛行機は、ノースウエスト航空25便(コンチネンタル航空6348、デルタ航空4351共同運航便)、米デトロイト発5月7日午後2時55分(現地時間)、成田着5月8日午後4時38分。降機後に感染確認された高校生の座席は「43A」。厚生労働省の相談窓口は(電)03・3501・9031。

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8日夜、成田空港に到着したデトロイト発のノースウエスト航空25便
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