<新型インフル>WHO「水際」に疑問 潜伏患者見逃す恐れ
5月9日10時45分配信 毎日新聞
【ジュネーブ澤田克己】世界保健機関(WHO)のブリアン・インフルエンザ対策部長代理は8日、「(新型インフルエンザの)感染が広がっても、軽症患者ばかりが確認されるようなら、対策を現実に合わせていかなければならない」と述べた。メキシコ以外でほとんど死者が出ていないことなどから、過剰反応しないよう各国に求めたとみられる。
同氏はまた、「ウイルスの早期封じ込め」は特定の小集落で発生した場合のシナリオで、ウイルスが各国に広がった現状は想定外と指摘。空港での検疫強化による「水際作戦」では、症状が表れる前の潜伏期の感染者を見逃す恐れがあるうえ、「長期にわたって体制を維持するのは難しい」との見解を示した。
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同氏はまた、「ウイルスの早期封じ込め」は特定の小集落で発生した場合のシナリオで、ウイルスが各国に広がった現状は想定外と指摘。空港での検疫強化による「水際作戦」では、症状が表れる前の潜伏期の感染者を見逃す恐れがあるうえ、「長期にわたって体制を維持するのは難しい」との見解を示した。
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最終更新:5月9日12時13分