やっと、気がついたようですが、まだまだ不十分です。
何回も指摘しているんですが、最後まで、解説が必
要なようです。 (「真相究明 7追加版」 5月6日)
「真相究明6」では、問題の核心が以下の点であることを指摘しました。
@ 中村氏側が、読売夕刊掲載された原作をみたこと、または知って いたと証明できるのでしょうか?
A中村氏側が、「24日の新聞にでてました」との注記つきの流出分の ネットの掲示板投稿をみたということが証明できるのでしょうか?
B加えて、原作が読売夕刊掲載されてから4年以上もたって、その後の 「24日の新聞にでてました」との注記がない投稿は、読売夕刊掲載さ れた原作を一部改変したものだということを、中村氏側が知っていた、 ということを証明できるのでしょうか?
そのうえで、読売記者氏を含めだれも、根拠を挙げた上で、この点を客観的に証明した上で、「盗用疑惑」だとしている人はいない点を指摘しておきました。そして、この点が破綻をきたしていることから、すでに指摘したとおり、読売記者氏をはじめとして、オリエンタルランド関係を持ち出していますが、このことも残念ながら、オリエンタルランドの実態からして、すでに「真相究明4」で指摘したとおりで、議論の余地がありません。
そして、理解の参考となるように、おおまかな図式を記載しておきました。
が、やはり、この図式のおおまかさを、誰も指摘できなかったですね。惜しかったですねぇ、理解まであと10歩です。
では、タネあかしをしておきましょう。中村氏側には著作権侵害の責任はないことを正確に図式化すれば以下のとおりです。(A は「あひるさん、ありがとう」、 Bは「ディズニー感動スレ」に投稿されたAとは別のドナルド・エピソード)
A-@ 原作→
A-A 04年11月2日読売夕刊掲載→
A-B 「2ちゃんねる」の「ディズニー感動スレ」に、
04年11月30日、読売夕刊を見た者が投稿しネット上に流出。
(「24日の新聞にでてました」との「注記」が文末に付記されていた)→
A-C 直後からネット上に、「24日の新聞にでてました」との「注記」を削
除 したコピペ流出、伝播。
A-D Cの段階までに、流出差止め、同一性保持回復の権利主張(提訴 ないしは権利侵害者に対する法的措置)は一切とられなかった。
この段階で「A」に関する著作権主張はAーBに対してのみ可能
《4年半が経過、この間にAとは別の著作物たる「ディズニー感動ス レ」に投稿された「ドナルド・エピソード」(B)が定着》
この段階で、「B」は「著作権者の了解を得ているかどうか不明」の著作物ではな
く、「A」との関係は切断されていますから、読売記者氏の気づいたとおり、明らかに 著作権者は各投稿者と見る以外にありません。もっとも本当の「著作権者」かどうかの 問題はのこりますが。しかし、仮に、各投稿者が著作権者であるとしても、「相当な努 力」をした場合も、投稿者の個人情報は開示されません。(「真相究明 6」参照)
↓
Bー(0) 「ディズニー」キャラクターの「ドナルド」は「ドナルド・エピソード」B にでてくるような「大きな手で背中をなでる」動作を「サービス」として「ゲ スト(客)」にするということに「ディズニー」内ではなっているのですから、 「B」と同種の「エピソード」は数えきれないほど存在することを、中村氏 は体験的に知っていた。
B−@ 中村氏側、「2ちゃんねる」の「ディズニー感動スレ」等に投稿され た「ドナルド・エピソード」のコピー多数を収集(すべて「24日の新聞に でてました」などの注記はなく、舞台は「ディズニー」で、登場するのは単 なる「あひる」ではなく「ディズニーキャラクター」の「ドナルド」)
B−A 中村氏側、「2ちゃんねる」の「ディズニー感動スレ」等に投稿され た「ドナルド・エピソード」の著作権者が、各匿名投稿者であるとの認識 はもったが、すでに「ドナルド・エピソード」自体が公知の事実化してい ること、各投稿者の個人情報は犯罪でもないかぎり開示されないた め、匿名投稿者の特定は不可能と判断。
(中村氏側が、「2ちゃんねる」の「ディズニー感動スレ」等に投稿された「ドナルド・エピソ ード」(B)の著作権者は、各匿名投稿者であると認識したことには瑕疵、過失はなく、善意者であることに議論の余地はない。「真相究明3」参照)
B−B 「B」につき各投稿者が著作権を主張しうるかの問題ですが、すで に「真相究明1」の末尾に記載したとおりであって、いずれにしろオリ ジナルではないのですから、どのようにみても不可能です。
B−C オリエンタルランドの件は、残念ながら、オリエンタルランドの実態 からして、すでに「真相究明4」で指摘したとおりで、もはや議論の余 地がありません。
いずれにしても、中村氏側は「あひるさん、ありがとう」(「A」)との接点すらありません。どうも読売記者氏はこのことをすでに知っていた疑惑さえあります。
中村氏側は、単に、「2ちゃんねる」の「ディズニー感動スレ」等に投稿された「ドナルド・エピソ ード」(B)を収集し紹介した善意者にすぎないのですから、読売記者氏は決して「盗用」などという言葉を使ってはいけなかったのです。
すでに、著者中村氏は「最後のパレード」末尾に、「本書で紹介されているエピソードは、東京ディズニーランドの関係資料、東京ディズニーランド元関係者の方々の談話、東京ディズニーランドのファンサイトの情報を基に再現したものです。」と出版に至る経過を明らかにしており、この点からも「盗用疑惑」、「盗作疑惑」などといわれる理由は全くないからです。
したがって、中村氏側が「あひるさん、ありがとう」(「A」)の一部を作り変えてあたかもディズニーの話であるかのように偽って出版したかのような著作権侵害をしたなどということは到底ありえず、中村氏側に「盗用疑惑」、「盗作疑惑」が惹起するはずもないのはもはや明らかです。
中村氏側に向かって騒ぎ立てるような問題ではなく、むしろ、読売の責任と「小さな親切運動本部」側の問題をしっかり問い直すべきでしょう。
結局、中村氏側には実害が発生しているのですから、今後実害発生の責任が問題化していくのは間違いないでしょう。
それと、匿名ネット族のみなさん、無意味に騒ぐだけでなく著作権法を もっと勉強し、そして事実の経過を確認し、よぉく考えましょうネ!http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page222.html