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麻生首相、党首討論「手の内話さない」

5月8日20時25分配信 産経新聞

 麻生太郎首相は8日夕、民主党の小沢一郎代表との党首討論を13日に開くことが正式決定したことについて、「討論する前に手の内をしゃべるなんて人はいない」と記者団の質問をかわした。首相官邸で記者団の取材に応じた。ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

【新型インフルエンザ】

 −−新型インフルエンザに関してだが、米国・シカゴ在住の6歳の男児が日本人として初めて新型インフルエンザに感染したことが分かった。改めて政府の対応について

「幸いにしてすでに快方に向かっているという話なんで、よかったなと。まずそれについては思っています。ただ、感染の度合いがいわゆる欧州に広まっているとかいう話やら、WHO(世界保健機関)でまだ調査中、これがフェーズ(警戒水準)5が6に上がるのか、どうなのか。この種の話はそんな簡単に短期間で終わる話ではないと思っています。いずれにしても今、水際、日本においては成田(空港)はじめ水際で現場でいろいろやってもらっているいわゆる保健所とか、また応援に行ってもらっている自衛隊の医務官、また看護官そのほか保健所の方々やら大勢の方々が今、あそこ走り回っておられるところなんだと思いますが、こういった方々の努力のおかげで水際で、今のところ、心から感謝しているところですけども。いずれにしてもかなりの時間がかかる話だと。こういう防疫の話というのは、かなり時間のかかる話だと思いますので、引き続き対応を続けていかなければならんと思っています」

【党首討論】

 −−衆参両院の国家基本政策委員会合同幹事会で13日に党首討論が開かれることが正式に決まった。昨年11月以来の小沢代表との党首討論だが、どのような議論を

「そうですね。こちらから前々からずっと申し込んでありましたのが、やっと受けていただけるというところになった。よかったと思っていますが、どういう討論になるかって、向こうがどういう話をされるのか知りませんけど、私の方はうかがいたいことがいっぱいあります」

 −−首相は常々選挙に際しては「争点を明確にして」と言っているが、民主党との違いを際立たせていきたいと

「討論の話ですから基本的には何が違うのかというのははっきりするはずなんですけどね。そういう形になっていければ討論になるんですけど。あそこはなんとなく討論というより質問みたいな形になってる機会が多いので、クエスチョンタイムと討論というのは、いつも子供に指摘されるんですけど、『お父さん、討論というのはディベートっていうんだよ』って言われると、いつも『そうだな』と思っていますので、クエスションタイムというのを書き方を変えられたらどうです」

 −−「ディベート」にということか

「うん。英語使うんだったら。党首討論と書くか。クエスチョンタイムと書かないで、ディベートタイムと書くか。どっちかにしないと。ちょっと子供に指摘されると、『お父さん、あなた英語できないの』って感じで言われるのは、なんとなく、たびたびあれが出るたびに言われるのは『ちょっと』と思いますので。討論と質問とは本来違うものだと思いますので」

 −−民主党に聞きたいことは例えば

「討論する前に手の内をしゃべるなんて人はいないの」

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最終更新:5月8日20時25分

産経新聞

 

麻生太郎

麻生太郎(あそうたろう)
所属院 選挙区 政党:
衆議院 福岡県第8区 自民党
プロフィール:
1940年9月20日生 初当選/1979年 当選回数/9回

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