タイガーマスク(右)から慣れないベルトの掛け方を直される中西学=都内の新日本プロレス
悲願だったIWGPヘビー級王座に就いた新日本の中西学(42)が7日、都内で会見。「DOMINION 6・20」(6月20日、大阪府立体育会館)で、前王者の棚橋弘至(32)とのリターンマッチに臨むことが発表された。
92年バルセロナ五輪レスリング・フリースタイル100キロ級代表にもかかわらず、前日の棚橋戦を「グラウンドで主導権を握られた」と反省した。“本番”までに寝技を磨き直すと宣言。一夜明け、本来なら休日のところを、道場で汗を流すなど初防衛戦に向けて動き出している。
「全盛期の猪木さんのような、気持ちと体がすべて相手にぶつかっていく」という王者像を描く野人。棚橋を沈めた新技「特大☆中西ジャーマン」を引っさげて、王道へ歩み出す。