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カレーラス氏 オペラ引退へ 三大テノール、ドミンゴ氏だけに
【ロンドン=木村正人】故ルチアーノ・パバロッティ氏、プラシド・ドミンゴ氏とともに「世界3大テノール」と称されるスペインのオペラ歌手、ホセ・カレーラス氏(62)が8日付の英紙タイムズのインタビューに対し、「私のオペラのキャリアは終わった」と語り、引退を宣言した。
同氏は1987年、白血病と診断され、回復の可能性は10%と宣告された。しかし骨髄移植を受け復活、90年のサッカーW杯イタリア大会でパバロッティ、ドミンゴ両氏と見事な「3大テノール」を披露し、世界を魅了した。
カレーラス氏はインタビューで「うぬぼれではなく、われわれは現代で最も人気のあるテノール歌手だった」と回想した。テノール歌手は最高音域の声が出なくなる前にオペラから引退するのが慣例になっており、同氏は「これからは自分に合ったレパートリーでコンサートができれば十分だ」と語った。
パバロッティ氏は2007年9月に膵臓(すいぞう)がんで死去。ドミンゴ氏も68歳で、来年にも引退するとみられている。
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