医療効率化へ６０億ドル投資　米ＧＥ、１５年までに

　米電機・金融大手ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）は７日、世界規模で医療サービスの効率化を進めるために２０１５年までに総額６０億ドル（約５９５０億円）規模の資金を投じる考えを明らかにした。

　医療機器分野で世界最大手の一角を占めるＧＥは情報技術（ＩＴ）を最大限活用。米国など先進国では医療費の高騰を抑制、途上国ではコストをかけずに質が高い医療サービスの提供を目指す。

　３０億ドルを投資して検査機器の低コスト化など医療の効率化に役立つ１００以上の革新的な技術開発を進める。また経営規模が小さい病院などが電子カルテの導入などＩＴ化を推進するために、金融面での支援も含めて３０億ドルを投じる。（共同）