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2009年05月08日(金)

鰍沢病院存続へ住民運動
増穂の有志が会設立へ、集会開き署名検討

 社会保険鰍沢病院の診療継続が危ぶまれている問題で、増穂町の住民有志が病院存続を目指して「地域の緊急医療を守る会」の設立準備会を立ち上げた。署名活動の実施を視野に、集会を開くなど市民運動を盛り上げる。近隣自治体の住民にも参加を促し、5月中の守る会設立を目指す。
 全国53の社会保険病院は医療法人などへ売却される方向。しかし病院を保有し、売却に当たる「年金・健康保険福祉施設整理機構」(RFO)が来年9月に解散を予定しているため、住民からは病院の受け皿について不安の声が上がっている。
 設立準備会は、鰍沢町内にある知的障害者更生施設「くにみ園」の青木茂園長ら5人が発起人となった。守る会は、増穂町のほか、近隣自治体の事業所や福祉施設、各種団体に呼び掛けて集会を開催。病院の現状を訴えながら、署名活動など存続へ向けた対策を検討する。
 事務局は増穂町青柳町のNPO法人「介護屋きわみ」内に置く。
 同病院をめぐっては、増穂、鰍沢両町議会が既に存続対策特別委員会を設置。今後の活動方針として、国など関係機関に公的医療機関としての存続を求めて陳情することで合意している。守る会は、両町や両町議会と協力しながら活動する考えだ。
 青木さんは「峡南地域医療の核となる鰍沢病院を何としても存続させなければならない。まずは多くの人に存続が危ぶまれている病院の現状に気付いてもらい、一緒に運動を展開したい」と話している。



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