中国は世界最大の兵器輸入国、ロシアが一手に取引―シンクタンク
2009年4月30日(木)21時54分配信 Record China
27日、米ラジオ局・ボイスオブアメリカは中国が世界最大の通常兵器輸入国であると報じた。中国との取引はほぼロシアの独占状態にあるという。写真は人民解放軍空軍の戦闘機。 [ 拡大 ]
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シンクタンク・ストックホルム国際平和研究所は国際的な通常兵器取引に関する報告書を発表した。2004年から08年までの5年間の兵器取引の平均を算出、中国は世界の取引額のうち11%を占め、世界最大の通常兵器輸入国となった。中国との取引はほぼロシアが独占しているという。
同研究所研究員によると、中国の兵器輸入額が最多となったのは06年。07年以降は大きく減少した。その理由としては新たに購入した兵器に習熟する時間が必要であったこと。そして中国は独自の兵器開発を推進していることにある。こうした中国の動きにロシアは警戒感を高めており、艦載機の輸出には同意していないという。同研究員は「ロシアは、中国がごく少数の兵器のみを購入し、その後解析してコピー兵器を作ることを不安視している」とコメントした。(翻訳・編集/KT)