太陽公園の秘密
<参考リンク>
公式ページ(?) --- 何が展示されているのか分かる。
レビューサイト1 --- 写真が非常に美しい。まずここを見るべし。
レビューサイト2 --- 展示物の写真が大量にある。
レビューサイト3 --- 非常に詳細。園内の珍奇さに戸惑う過程が克明に述べられている。
<なんだ、この違和感は?>
1月下旬であろうか。大阪に住む友達から、メールが。
「姫路には太陽公園があるそうですね~。行きました?」
「一回だけ行ったけど、おもんないよ。なんかテーマパークとしては不完全すぎる施設だ…」
そんなやりとりをした。
2月上旬、たまたまその友人が遊びに来て、太陽公園に行きたいと言い出しやがった。
どうも、テレビで取り上げられていたらしく(土曜か日曜の昼間で、トミーズが出ている番組らしい)、興味を持ったようだ。
俺は、「おもんないぞ…」とぶーたれながら、結局行くことになった。
だが、そうは言いながらも、心にはある種の願望があった。
「…今回は太陽公園の正体を暴いてやる」
というのは、前回太陽公園に行ったとき、普通のテーマパークではないという違和感を強烈に感じていたからだ。
違和感を感じた部分を列挙すると、
・各国の遺跡名所を集めたにしては、マイナーなものが多すぎる
・特に半分以上メキシコのもの
・神様の石像が多い
・同じ石像のコピーが多い
・公園内に唐突にお寺がある
・施設全体に素人臭さがただよっている
こんな感じだが、こういう部分的な変な部分を並べ立ててもおそらく太陽公園そのものの奇妙さは表現しきれていないだろう。
<園内散策>
太陽公園の目玉の一つとして「秦始皇帝 兵馬俑抗」があるのだが、そこの兵馬俑が、あっちこっちにあるのだ。もうほんとに、せっそうないくらいあちこちにある。作りすぎたんちゃうんか~、と言いたいくらい。
マチュピチュだそうだが、手抜きすぎじゃないだろか。太陽公園の特徴として、「神様の石像」は大量にあるが、建築物のレプリカは非常に矮小であることがある。
本道を外れてこの奥に歩いていくと、ケツアルコアトルの神殿がある。寂れていて非常に険しい坂道なので、この奥に展示物があるとは普通思わない。順路などはほとんど考えられておらず、建てられるところに建てられるだけ建てたという感じだ。
太陽公園には、「同じ石像・鋳物のコピー」が多い。一個だけでいいものを、何個も同じものを作るのだ。これが公園内の一種独特の異様な雰囲気をかもし出しているといえる。
ここも意味不明スポットの一つ。世界各国のお金の巨大レプリカがごちゃごちゃ積んである。東南アジア風建物の前のカメには、「金運」などと書かれている。
このピラミッド、石の隙間からススキが伸びてるせいか、いまいち荘厳さに欠ける。
ところで、この時点でまだ僕は太陽公園の秘密に気づいていなかった。しかし、ピラミッドが出た瞬間、あるものを目にして瞬時に「気づいた」のである。
それは、スフィンクスの後ろ姿…!
…お解かりだろうか? まだ解らない? では、2体の尻尾の下をよく見ていただきたい。
わかった? 明らかに形が違うよね?
右のスフィンクスは雄で、左のスフィンクスは雌なんだ。
だからなんだ、と言う? よく考えてみて。なんでわざわざ左右で違う像を作る必要がある?
石像をどうやって作るのかは知らないが、今まで見てきた太陽公園の傾向を見ると、同じ石像のコピーが多い。同じ型の方が簡単にできるからだろう。どうしてスフィンクスだけ、こんな、注意しないと気づかないような部分にこだわるんだろう?
それに普通、ピラミッドといえばクフ王のピラミッドだ。スフィンクスが2体である必要は無い。
そう、このスフィンクスは、「狛犬」として置かれているんだ…!
そう考えると、他の気づかなかったものが結びつく。太陽公園の門という門は、大抵皆「狛犬」(もしくは獅子)が置かれているのだ。
ちなみにこの記事を書くために、この記事を先に書いた。
ここの左右の門には、仁王像まであるのだが、ここに決定的な証拠を見つけた。
あれ? ここは確かに万里の長城という展示の入り口であるはずだが…?
太陽公園内には、確かに「鶏足寺(けいそくじ)」というお寺がある。前に来たときは、なんでテーマパーク内にお寺があるんだ?としか思わなかった。
でも、違うんだ。大変な思い違いをしていたんだ。
逆だったんだ…!
太陽公園内にお寺があるんじゃない! 太陽公園は、巧みにカモフラージュされた、お寺そのものなんだ!!
ちなみに、この仁王像、左右とも口が開いていた。狛犬(獅子)が両方とも口を開けているのに合わせたのか?
そうとなれば、鶏足寺に行けばもっと何か発見できるかもしれない・・・! 我々は勇んで調査に向かった。
そして、それは…あった!
寺の境内には、記念碑が処狭しと並べられている。これらには、姫路市長、兵庫県知事、兵庫県議会議長、法務大臣、厚生大臣、などのそうそうたる人物らの名が刻まれている。
つまりこの記念碑は、彼らが寄贈したものなのだ。そして、この記念碑は皆、ただ一人に対して贈られている。
門口堅蔵…。何者なんだ。
どうも、この人が太陽公園を造ったということのようだ。
どうでもいいが、石碑の文章を読むと、右の傾向が強い人達のような気がする。
太陽公園というのは、身体障害者の人が働くための施設として建てられたという。だから、公園内には障害者のための居住施設や、老人ホームなどもある。
門口堅蔵氏について調べてみると、社会福祉法人 愛光社会福祉事業協会の理事長だということだ。
要するに、これらの記念碑がなんなのかと言えば、姫路市や兵庫県、国などから、かなりの額の予算が太陽公園に費やされたということではないだろうか。
太陽公園はテーマパークとしては造りが相当にずさんで、きちんと考えられて作られたものとは考えにくい。しかもこれだけ大規模のものを作るのは単なる社会福祉法人がやることの範疇を超えている。
だいたい身体障害者の人が働くための施設といっておきながら、太陽公園内の道はどこもかしこもがたがたで、健常者でも歩くのに難儀するところも少なくない。
石像だけが異常に多いのも、そういう業者とつながりがあるからなのでは・・・。
なんだか非常に黒い世界を垣間見てしまった気がする。
鶏足寺の前にはこんなすごいものがある。これは五百羅漢と呼ばれる。本当に五百体あるのかな? 「羅漢」は、悟りを得た人の意味。釈尊の弟子五百人が悟りを得たという仏説に基づく。
この双塔寺というのも太陽公園の謎施設の一つである。ここも名所のレプリカかと思いきや、中に入ると、7体ほどの仏像が出迎えてくれる。しかも、いろいろな宗派のものである。中にはインドやタイの仏像まである。
これらはお線香やお花があり、実際に信仰されている形跡がある。おそらく、身体障害者の人のための場所なのだと思う。
これって、あまりよくないのではないだろうか。障害者の人の居住区と、テーマパークの部分をきちんと明確に分けた方がよいと思う。実際に信仰している仏様のところにずかずかとお客さんが入ってきたら、やっぱりいい気はしないと思うのだが。
これは本気ですごいと思う。だって、本物の崖彫った仏さんだよ。こんなの日本で他にあるだろうか。はじめて見たとき声が漏れたよ。
登っといてなんだけど、絶対に真似しないで。ホントに危ないから。だいたい、磨崖仏に来るまでの万里の長城だってむちゃくちゃ足場悪くて、ハイヒールなんか履いてたら絶対に来られないからね。
山頂には何もないと思いきや、一応のぼってみたら、なんとロープウェーの跡がある。
ロープウェーの端っこは何もない。万里の長城も、この先は完全に切れてて、先に進めない。この先にも何か作る予定だったんだろうなあ。
<まとめ>
思いのほか長くなってしまったが、「太陽公園」、いや、「門口堅蔵」氏の経緯をまとめると、
- 石像を大量に作ることのできるツテを持っている
- なんらかの宗教的信念のもと、神像、仏像、狛犬、貨幣などを配置している可能性がある
- ドリーマーである
- 宗教施設とテーマパークを融合させたものを作ろうとした
- 夢は完成していないが、建設は中断されている
こんな感じだろうか。
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