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何方かのブログにも、老いの道・・・なる格言をお書きでしたが。
昨日のお手伝いで接していた、体の不自由な方の人生観や、そして今日はTVでやっていた、イタリアの天才と言われる絵画修復師の御老人。
共通している事は、懸命に、課せられた人生を生きているという事でしょうか。
昨日の方達は、身体は動かずとも、心の中は熱く、宇宙を突き抜けるほどに「命」と言うものに貪欲な人ばかりです。
アシュリーという、人の数倍の早さで年老いて行く病気の女の子が、嘗てのドキュメンタリー番組で言いましたが
「今度生まれ変わるとしても、今の私、このままの私に生まれ変わりたい」
と言いました。
それは、「人に媚びない、真っ直ぐに前を向いている心の自分が好きだから」と。
昨日の人も言いました。
「あの言葉が痛い程わかる。もしも、健康で自由な自分でいたとしたら、真っ直ぐに前だけを向いて生きられる筈はないから。
裏を返せば、そう思わないと、生きていられないんだけどね。」と。
そして、絵画修復師のグイド・ニコラさんは83歳です。
天才修復師として名を馳せ、工房のお弟子さん、家族、友人に敬われ愛されて過し、
皆、「居なくなっては困る存在!」と口を揃えます。
「絵画が与えてくれる感動は、修復師として終わりはなく、今でも学ぶことばかり。」
と謙虚に仰います。
TV画面でさえも、涙が零れる程の美しい修復後の作品の数々。
今は、工房の方々が、グイドさんの指導の下、420年前のゲロネーゼ「最後の晩餐」に取り組み、
そして、今でも、自分を修復師の道へ導いてくれた画家「ジョバン・ブーリ」のお墓参りを続けて40数年です。
トリュフ狩が趣味で、自家製の自慢のワインでもてなす、素敵な素敵な紳士でした。
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