今月21日に始まる裁判員制度に反対する内容の封書五十数通が、法務省や東京地検、最高裁に郵送されていたことが警視庁の調べで分かった。一部の封書には液体の入った容器が同封されており、警視庁は脅迫容疑で差出人の特定を急ぐ。
警視庁などによると、法務省と東京地検には4月30日、5月1、7日に封書で計40通届いた。「裁判員制度を廃止しろ」「(裁判員広報キャラクターの)サイバンインコを殺す」などの内容が印字されていた。一部の封筒には弁当用の小型しょうゆ入れとみられる容器が同封され、中に透明や薄緑色の液体が入っていた。封書は都外の複数の郵便局の消印が押されていた。【古関俊樹】
毎日新聞 2009年5月8日 13時14分