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2009年5月7日(木) 19:15 |
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GW高速道は激増、JRは減少
今年のGWはETC搭載した車の高速料金1000円など高速道の利用が大幅に伸び観光地は多くの人で賑わいました。しかし鉄道やフェリーの利用者は前年を割り込む結果となっています。
高速料金上限1000円は人の流れに大きな変化をもたらしました。高速道は中国道津山〜院庄間の期間中の交通量が、前年比140%を超えたほか、各高速道で大幅に上昇しました。その結果中国地方の高速道の10km以上の渋滞回数が前年の4倍になるなど、各地で混雑が見られました。 高速料金1000円は各地の観光地に大きな効果をもたらしました。 倉敷美観地区の4月29日から6日までの人出は、昨年より8万人多いおよそ19万人でした。 瀬戸大橋も片道1000円と言うこともあり、香川の主な行楽地などの人出はおよそ110万人と前年をおよそ15万人上回りました。 中でも人気は安さが自慢のさぬきうどん店です。客の数は普段の2倍にまでふくれあがりました。 瀬戸大橋割引の影響を大きく受けたのは、本州と四国を結ぶフェリーです。航路によっては利用が例年の半分まで落ち込みました。しかし渋滞を避けてフェリーをという車も見られました。 鉄道もETC割引の影響をもろに受けました。JR岡山支社管内の新幹線利用者は、5月に入ってからはほぼ前年並みだったものの期間を通しては前年比94%と減少しています。 また在来線は特急しおかぜが前年比86.7%となったほか、全体でも88.9%と90%を割り込む数字が出ています。交通機関では高速道の一人勝ちと言えそうな今年のゴールデンウィーク。 夏休み以降もこの勢いは続きそうですが、観光地にとってはこの流れをうまく生かしていく努力が必要だと言えそうです。
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