2009年 5月 7日 新型インフルエンザ　香川県医療機関が会議 △▼ 新型インフルエンザが国内で発生した場合を想定した話し合いです。香川県は、発熱外来を設置する予定の医療機関の担当者を集め、対応を要請しました。会議には県から発熱外来の設置を指示されている２６の医療機関の担当者が出席しました。この中で、各医療機関に対し、一般の患者とは別の専用入り口を設置することや診察に訪れた患者にアルコールによる手の消毒やマスクの着用を依頼するよう要請しました。そして県内でまん延した場合は駐車場にテントを張るなどして診察のスペースを確保するよう求めました。また、県は、各医療機関に対し、診察した医師や患者と同居する人などが予防のために使用するタミフルを配りました。 新型インフルエンザ　連休中も相談相次ぐ ▲▼ 新型インフルエンザの感染者は、全世界で２０００人を超えました。こうした中、岡山県が開設した相談センターにも連休中、多くの相談が寄せられました。７日の岡山県議会生活環境保健福祉委員会で、先月２８日から６日までに岡山県が開設した発熱相談センターに３９１件の相談があったことが報告されました。発熱やせきなどインフルエンザの様な症状があるが、どうしたらよいかという相談が最も多く、全体の４割でした。このほか、予防に関する相談や医療体制に関する問い合わせがあったと言うことです。岡山県は、国から新型インフルエンザ用の検査薬の提供を受けていて、県内で患者が発生した場合の検査の準備を進めています。また、岡山操山高校は、来月予定していた韓国への修学旅行を東京方面に変更することを決めました。 ＧＷ交通機関　ＥＴＣ割引で明暗くっきり ▲▼ ゴールデンウィーク期間中の交通機関の混雑状況がまとまりました。ＥＴＣ割引の影響で高速道路の交通量は最大５割増えた一方、ＪＲは前年を下回りました。西日本高速道路によりますと先月２５日から６日までの交通量のピークは下りが今月２日、上りは５日で、特に５日の交通量は去年と比べて約５割増加しました。先月２９日、備前市の山陽自動車道下りでトンネル内の事故による１７キロの渋滞が発生したのをはじめ、今月２日には岡山インター付近を先頭に３６キロの渋滞が発生しました。また四国の高速道路も去年より１６％交通量が増え、今月５日、高松自動車道上りの大坂トンネル付近では最大で３４キロの渋滞が発生しました。一方、ＪＲの利用者は新幹線・在来線ともに去年を下回りました。特に在来線は瀬戸大橋線と伯備線が去年と比べて１割以上減少していて、ＪＲ岡山支社によりますと１割以上の落ち込みは６年ぶりだということです。ＪＲでは不況に加え、高速道路のＥＴＣ割引が影響していると話しています。 出産した乳児殺害容疑の母親に１０年求刑 ▲▼ 去年７月、井原市で出産したばかりの赤ちゃんを殺害したとして殺人の罪に問われている母親に、検察側は７日、懲役１０年を求刑しました。殺人の罪に問われているのは、井原市笹賀町の青果店手伝い、佐々木博美被告（４２）です。起訴状によりますと、佐々木被告は去年７月２３日、自宅で出産したばかりの男の子の顔を布製のマットに押し付け、鼻と口をふさぎ窒息死させたものです。岡山地裁で開かれた７日の初公判で佐々木被告は起訴事実を大筋で認めました。裁判は即日結審し、検察側は、「強い殺意に基づく冷酷非情で悪質な犯行」として佐々木被告に懲役１０年を求刑しました。一方、弁護側は、「出産直後、パニック状態になりとっさに殺害に及んだもので、計画性はない」と情状酌量を求めました。判決は今月２６日に言い渡されます。 未届け有料老人ホームに岡山県が指導 ▲▼ 群馬県で死者１０人を出した老人ホームの火事を受け、岡山県は県内の未届けの有料老人ホームなどを緊急点検し１７の施設に指導を行いました。岡山県内には未届けの有料老人ホームや実態把握を必要とする施設があわせて２０カ所ありました。県がこれらの施設を詳しく調査した結果、有料老人ホームが１６施設、高齢者専用の賃貸住宅が１施設、単なる賃貸住宅などが３施設と分かりました。県はこのうち有料老人ホームなど１７の施設について県に届け出をするよう指導したということです。今年３月、群馬県渋川市で発生した未届けの有料老人ホームと見られる施設の火災では、防火体制などが問題となりましたが今回、県が調査を行った２０の施設で防火体制に問題は無かったということです。 夏の味覚　桃の収穫早くも始まる ▲▽ 早くも夏の味覚の収穫です。岡山県内で最も早く出荷される温室栽培の桃、「はなよめ」の収穫が岡山県勝央町で始まりました。「はなよめ」の収穫が始まったのは勝央町の石川里江さんの温室です。「はなよめ」は極早生の品種で、白鳳などと比べ小ぶりですがほんのりと赤く色づき糖度が高いのが特徴です。今年は温度の調整に苦労しましたが生育は上々とのことです。石川さんは玉の色づきをなどを見ては丁寧にもぎ取りかごに収めていました。初日の７日は１５０個、約３０キロが収穫されました。岡山県内一、出荷が早い「はなよめ」。８日には県内の百貨店などで販売されるということです。