6日川南町で発生した、不審火の続報です。被害にあった川南町議会議員は、国や県などが進める畑地かんがい事業の見直しを求めていて、全焼した空き家と倉庫には、かんがい事業の資料が、保管されていたことが新たに分かりました。一方、現場周辺では、可燃性の液体が確認されたことから、警察では、今回の火災を、放火とほぼ断定、かんがい事業との関連などを慎重に捜査しています。(田島記者リポート)「奥に見えるのが、被害にあった建物です。建物の中には、尾鈴かんがい事業についての資料が保管されていたということです」6日午前2時半ごろ、川南町川南の町議会議員、今井伸ニさん62歳が所有する、空き家と倉庫あわせて2棟を全焼する不審火がありました。今井さんは、川南町議4期目で、一部の農家が中止を訴えている尾鈴地区かんがい事業について、行政の対応を厳しく追及するなど事業の見直しを求めています。関係者の話によりますと、全焼した空き家と倉庫には、かんがい事業に関する資料が保管されていたほか、今井町議の軽乗用車からかんがい事業の資料がなくなっていることがわかりました。また、警察などによりますと、今月はじめ、今井町議宛てに、「邪魔するな」という主旨の怪文書が送られていたということです。一方、現場周辺で、可燃性の液体が確認されていることや、道路を挟んで15mほど離れた空き家と倉庫が、同時に燃えていることから、警察では、今回の火災を、放火とほぼ断定。かんがい事業との関連などを慎重に調べています。
宮崎市では、7日未明、住宅2棟を全焼する火事があり、焼け跡から、男性1人の遺体が見つかりました。7日午前3時40分ごろ、宮崎市塩路の徳重豊治さんの住宅から火が出て、徳重さんの木造2階建ての住宅と、隣の木造平屋建ての住宅、あわせて2棟を全焼しました。この火事で、徳重さんの住宅の焼け跡から、徳重さんが遺体で見つかりました。警察と消防で、出火原因を調べています。
感染が広がる新型インフルエンザは、国際交流にも影響を及ぼしています。今月、日南市北郷町を訪れる予定だった、シンガポールの中学生たちが、新型インフルエンザの感染拡大を受け、訪問を延期することが分かりました。延期を決めたのは、シンガポールのセイント・ゲイブリエル中学校です。この中学校は、国際交流の一環として、毎年5月に旧北郷町を訪れていて、今年も、生徒と教諭合わせて12人が、今月23日から31日まで滞在し、地元の子供たちと交流を深めることになっていました。しかし、世界中で、新型インフルエンザの感染が広がっていることから、6日、学校側から日南市北郷総合支所に、メールで、「訪問は中止し、今年11月か12月に延期したい」と連絡があったということです。(日南市北郷総合支所・高橋一久統括部長)「学校の授業の関係、ホームステイの関係などを準備していたが、こういった状況で致し方ないと判断した」「子ども達は非常に残念がっていた」日南市では、夏休みに、中学生のシンガポール訪問を計画していますが、「新型インフルエンザの感染状況を見ながら、予定通り訪問するかどうか判断したい」としています。シンガポールも日本も、新型インフルエンザの感染者は確認されていませんが、今回は、大事をとっての決断ということになりました。世界中の感染者は、24の国と地域で、2000人を超え、死者数は44人に上っています。
長かったゴールデンウィークも6日で終わり、期間中の高速道路の利用台数が、発表されました。今年は、高速1000円乗り放題の効果で、宮崎自動車道などでも、利用台数が大幅に増えています。西日本高速道路のまとめによりますと、先月25日から6日までのゴールデンウィーク期間中、九州内の高速道路の利用台数は、1日、約48万9000台と、去年の同じ時期より、約5.9%増加しました。このうち、宮崎自動車道では、1日あたりの利用台数が、約1万8900台と、去年の同じ時期より840台、率にして、4.6%増えました。一方、九州管内で発生した5キロ以上の渋滞回数は、48回と、去年より29回多かったということです。西日本高速道路では、「不況などで、高速道路の利用が減少傾向にある中、ETC休日特別割引の実施により、利用台数が大幅に増加した」と話しています。
7日午前2時前、高鍋町持田の国道10号線で、普通乗用車がセンターラインをはみ出し、ガードレールに衝突しました。この事故で、助手席に乗っていた小林市の会社員、小磯裕太さん22歳が死亡、運転していた同じく小林市の会社員、平野直樹さん22歳が、頭などを打つけがをしました。警察の調べによりますと、2人は、シートベルトをしていなかったということです。2人は、会社の同僚で、仕事のため、川南町の建設現場に向かう途中でした。
色とりどりの花で飾られた、美しい庭などをめぐるオープンガーデン見学会が、宮崎市で開かれました。7日は、40人が、2つのグループに分かれて、宮崎市内の愛好家の家を訪問し、趣向を凝らした庭を見て回りました。(参加者たちは)「色合いとかそのあたりも考えて、植栽されているなぁと感じます」「うらやましいぐらいきれいですね。これから頑張って、自分とこの庭も少しでも近づけたらと思います」見学会は、毎年、春と秋の2回開かれています。
ご意見、ご感想をお聞かせください。
mrthodo@mrt.jp
[Back]