日本国籍取得に「胎児認知」偽装か、アルゼンチン人ら逮捕へ
5月8日3時17分配信 読売新聞
外国人の女性が妊娠した子供を日本人の父親が認知すれば日本国籍が得られる「胎児認知」を悪用し、子供の日本国籍を不正に取得したとして、神奈川県警が、同県厚木市関口、溶接工正木弘容疑者(33)を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕していたことが分かった。
県警は8日にも、子供の母親の同県座間市、アルゼンチン国籍の無職女(30)と、父親の厚木市、ペルー国籍の無職男(30)の2人を同容疑で逮捕する。
胎児認知で日本国籍を取得した子供の母親が、養育名目で特別在留資格を得られたケースがあり、県警は3人が女の在留資格を得ようとしたとみている。
捜査関係者によると、3人は昨年9月26日と今年1月19日、内縁関係にある男女の間にできた男児の父親を知人の正木容疑者と偽った「胎児認知届」と「出生届」をそれぞれ厚木市役所に提出し、子供の日本国籍を取得した疑い。
女は不法滞在したとして入管難民法違反罪で起訴され、男も同罪などで有罪が確定し、入管施設に収容中。女は「子供が日本人と認められれば、自分も在留資格が得られると思った」と供述している。正木容疑者は「女にだまされた」と話している。県警が4月、女の自宅を入管難民法違反容疑で捜索。男児がおり、戸籍確認で偽装認知の疑いが発覚した。男児は昨年12月に生まれ、DNA鑑定で男女の子供と確認された。男児は児童相談所で保護されている。
県警は8日にも、子供の母親の同県座間市、アルゼンチン国籍の無職女(30)と、父親の厚木市、ペルー国籍の無職男(30)の2人を同容疑で逮捕する。
胎児認知で日本国籍を取得した子供の母親が、養育名目で特別在留資格を得られたケースがあり、県警は3人が女の在留資格を得ようとしたとみている。
捜査関係者によると、3人は昨年9月26日と今年1月19日、内縁関係にある男女の間にできた男児の父親を知人の正木容疑者と偽った「胎児認知届」と「出生届」をそれぞれ厚木市役所に提出し、子供の日本国籍を取得した疑い。
女は不法滞在したとして入管難民法違反罪で起訴され、男も同罪などで有罪が確定し、入管施設に収容中。女は「子供が日本人と認められれば、自分も在留資格が得られると思った」と供述している。正木容疑者は「女にだまされた」と話している。県警が4月、女の自宅を入管難民法違反容疑で捜索。男児がおり、戸籍確認で偽装認知の疑いが発覚した。男児は昨年12月に生まれ、DNA鑑定で男女の子供と確認された。男児は児童相談所で保護されている。
最終更新:5月8日3時17分