宇部市の中川に次女=当時(4)=が転落して死亡したのは、河川管理者の山口県がフェンスなどの設置を怠ったのが原因とし、市内の両親が県に約三千六百万円の損害賠償を求める訴えを山口地裁に起こしたことが七日、分かった。
訴状によると、次女は二〇〇七年八月十六日午後一時ごろ、中川の護岸で兄と遊んでいて約七十センチ下の中川に転落し、二日後に死亡した。県は立ち入りや転落を防ぐフェンスを設置しておらず、過失があったとしている。