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【社会】

「旅先の死、教諭に責任」と提訴 生徒の遺族が賠償求め

2009年5月7日 19時24分

 沖縄県・波照間島で2006年5月、横浜市立鶴見工業高校の修学旅行生が波にさらわれて2人が死傷、1人が行方不明(その後死亡認定)になった事故で、死亡の生徒2人の遺族が、引率教諭2人が注意を怠り事故を招いたとして、市に計約9500万円の損害賠償を求め、横浜地裁に提訴したことが7日、分かった。1日付。

 訴えなどによると、波照間島で修学旅行中だった同校3年の男子生徒3人が06年5月17日、波浪注意報が出され、速い流れが発生しやすい海岸で海に入り、波に流された。原告側は、教諭が事前に現場の状況を十分調べず、危険な場所に近づかないよう指導もしなかったと主張している。

 那覇地検は09年3月、沖縄県警が業務上過失致死傷容疑で書類送検した引率教諭2人を嫌疑不十分で不起訴処分とした。市教育委員会の木田茂樹高校教育課長は「訴状が届いていないのでコメントは控えたい」としている。

(共同)
 

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