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中央線にSL走らせたらどうだ 河村・名古屋市長

2009年5月7日22時26分

写真:初の定例記者会見に臨んだ河村たかし市長。背後の垂れ幕2本は暫定で、会見用に大型の看板を作成中という=名古屋市役所初の定例記者会見に臨んだ河村たかし市長。背後の垂れ幕2本は暫定で、会見用に大型の看板を作成中という=名古屋市役所

 名古屋市の河村たかし市長は7日、初の定例記者会見に臨んだ。座ったままだった前市長とは異なり、会見台を設け、立ったまま会見に臨むというスタイル。会見後の訪問日程もすべて公開にするなど、この日も「河村流」を貫いた。

 午前10時半 月2回だった定例会見を毎週開くほか、定例以外でも積極的に会見を開く方針を明らかにした。

 就任10日目の感想を聞かれ、「まだまだ体は元気。記者さんが困るぐらいに活躍したい」と返した。東山動植物園のモノレールの車輪が落下した4日の事故の報告が遅れたことについて、「事実が起きた時点で教えてもらいたい」と苦言も呈した。

 午前11時半 岐阜県多治見市の古川雅典市長の訪問を受ける。

 多治見市の愛岐処分場に名古屋のごみを受け入れてもらっており、古川市長から「ぜひ多治見に来て市民に、『ありがとう』と言ってほしい」と求められて、河村市長は快諾した。多治見市が力を入れる日帰り観光のPRも依頼されると、河村氏は「中央線にSL走らせたらどうだ」と「逆提案」。古川市長は民主党の岐阜県議出身。共に行動派として知られる市長同士の会談は盛り上がり、古川氏は報道陣に対し、「投げたボールにパクッと食いついていただいた」と訪問に手応えを感じていた様子だった。

 午後1時 公約で「100円値下げ」をうたった名古屋高速道路公社を訪問。

 同公社の森徳夫理事長に対し、初めは「100円値下げ、頼むよ本当に」とお願いしていたが、途中から「半値ぐらいで。社長が旗振ってちょう」と要求。訪問後、森理事長は報道陣の「独自値下げは可能か」の質問に対し、「とてもじゃないけど、無理です」と答える。

 午後4時半 破綻(はたん)したイタリア村の事業管理者の名古屋港管理組合を訪問。

 県と名古屋市が交代で管理者になっており、9月からは名古屋市が管理者になる。「イタリア村が、うみゃあこといかなんだ。言いてゃあことようけある」と「先制攻撃」。

 午後5時半 守山区にある陸上自衛隊第十師団の千葉徳次郎師団長を訪問。「市と自衛隊の人事交流ができれば」と提案。千葉師団長は報道陣に対し、「難しいです」と答える。

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