2009年5月7日 19時9分更新
新型インフルエンザに感染している豚がいないかどうか把握するため、岡山県は、養豚農家の指導を担当する5つの家畜保健衛生所に対し、症状が見られる豚がいた場合、すみやかに報告するよう通達を出しました。
農林水産省は新型インフルエンザが海外で発生したことを受けて、今月1日、全国で飼育されている豚が新型インフルエンザのウイルスに感染していないか調べて報告するよう各都道府県に通達を出しました。
これを受けて、岡山県では養豚農家の指導を担当する県内5つの家畜保健衛生所に7日、通達を出し、調査を行うよう指示しました。
調査では、発熱やせき、鼻水などの症状が出ている豚がいた場合には、いっしょに飼育している豚に同じような症状が出ていないか確認するとともに、すみやかに県に報告して、岡山家畜保健衛生所で新型のウイルスに感染していないかどうか検査することになっています。
県によりますと、県内で飼育されている豚はおよそ4万2000頭いて、今のところ、感染の疑いがある豚は見つかっていないということです。
県では「輸入される豚はすべて検疫でチェックされているうえ加熱して調理すればウイルスは死滅するため、豚肉などの安全は心配ありません。」と話しています。
調査の結果は来月10日までに農林水産省に報告され、農林水産省のホームページで公表されます。